スマートウオッチ向けアプリを開発中のザムフィレスク氏。その実体験を通して得たスマートウオッチ向けアプリ開発の課題、市場の展望などを聞いた。
英Hailoのクリスチャン・ザムフィレスク氏は同社のタクシー配車アプリ「Hailo」の開発者の1人だ。そして彼は今、コンシューマー向けテクノロジー革命に巻き込まれようとしている。
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IoT(モノのインターネット)とウェアラブル市場が成長を続ける中、彼のような開発者はこの技術に乗り遅れないよう素早い行動が求められている。スマートフォンは今やビジネステクノロジーとなり、新興成長市場製品になろうとしている。そんな中、コンシューマーに人気の米Appleが2014年末に「Apple Watch」を発表し、ウェアラブル市場に名乗りを上げた。
スマートフォン向けアプリを開発している企業にとって、この発表が意味するところは何だろう。こうした企業は、全ての顧客を満足させるためにあらゆるプラットフォームに向けたアプリ開発に取り組んでいるだろうか。
小型デバイス向けアプリの開発には特別な課題が伴うとザムフィレスク氏は語る。例えばスマートウオッチ向けアプリ開発における大きな課題の1つは、小型デバイスにつきもののバッテリー寿命の短さと処理能力の低さだ。
Hailoのスマートウオッチアプリは、スマートウオッチの典型的なモデルに倣い、スマートフォンアプリに接続して情報を送受信するため、処理の大半をスマートフォンが受け持つ。
また、スマートウオッチは依然として最先端テクノロジーであるため、アプリ設計の全てが新しく魅力的で、先に行動を起こした方が有利になる。
「スマートウオッチアプリの開発は、他のフォームファクター用アプリの開発とは大きく異なる。設計パターンがほとんど確立されていないため、優れた製品をリリースすれば競合他社よりも優位に立てる」とザムフィレスク氏は話す。
「一般的に、設計はまず市場のニーズを調べてから始めるものだ。だが、スマートウオッチにはこれが当てはまらないところがある。スマートフォンやタブレットのモバイル版の延長線上にあるのがスマートウオッチだからだ」
例えば、スマートウオッチ用アプリは小さい画面でも使いやすくする工夫が必要だ。そこでHailoの開発者は、カスタマーエクスペリエンスを向上するユースケースの調査を開始した。
「Hailoで実装した最初の試作品は改善の余地があったので、ユーザビリティを向上させるために何度か試作を繰り返した」と同氏は説明する。
「また、フォームファクターが小さいことを受け、当初構想していた機能を削減した。小さいことが開発の将来の方向性を定めた」
市場には多種多様なスマートフォンがあふれていて、使用可能なアプリはOSや公開先のアプリストアによって異なる。
Hailoの開発者は特定のデバイスにこだわらないと決め、種類の異なる複数のプラットフォーム向けにアプリを開発したが、それほど多くの問題には遭遇しなかった。
ザムフィレスク氏は次のように話す。
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