ユーザーも知りたい「データセンターの寿命を10年延ばすコツ」電力、冷却、設備などの具体的な改善策を紹介

多くの企業が自社で保有するデータセンターの見直しを進める時期にある。コストや労力を多く必要とするこの巨大な資産をどう取り扱っていけばよいのだろうか。

2015年04月13日 08時00分 公開
[Robert McFarlaneTechTarget]

 多くの企業が既存のデータセンターを少なくとも後5年ほど使用するだろう。場合によっては、その期間が10年になるかもしれない。その際、空間や電力、冷却、設備の改善により、データセンターを延命できる。また、適切に対応すればコストを抑えることも可能だ。

 企業の業務部門はIT部門に対して、より強力なサーバと大きなネットワークを提供するようプレッシャーを掛けている。予算は厳しく、データセンターの改善要請は正当化しなければならない。特に経営陣が「サイトの移行を計画しているか」「イニシアチブを外部委託しようとしていて、なるべく追加の費用を掛けずに既存の施設でやっていきたいと考えている」場合は、これが当てはまる。

 短期間で既存設備の空間、電力、冷却の効率アップを図る上で価値のあることは何だろうか。具体的に何をすれば、データセンターの現状が改善されるのだろうか。また、何の改善ももたらさないか、問題を悪化させることは何だろうか。

最後の砦となる「空間」

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