筆記通訳などの情報伝達手段がない会議では、聴覚障害者が議論の内容をリアルタイムに把握することは難しい。富士通は、音声認識を活用した会議の情報共有アプリケーションを発表した。
富士通と富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は、障害者のコミュニケーションを支援するアプリケーション「FUJITSU Software LiveTalk」(以下、LiveTalk)を2015年5月中旬に販売開始する。会議や授業などでの発言内容を音声認識し、リアルタイムでテキスト変換して、クライアントPCの画面に表示する。聴覚障害者がLiveTalkを使うと、会議内容を要約して文字で伝える筆記通訳といった情報保障がなくても、会議や授業でのコミュニケーションが可能になるという。
LiveTalkで音声から変換されたテキストは、同一の無線LANルータ環境で接続された全てのクライアントPCを対象に、アプリケーション画面内の発言フィールドにチャット形式で表示することが可能だ。
発言フィールドへの入力方法には、音声入力の他、キーボード入力、使用頻度の高い文章を登録して使用できる定型文入力、直感的なイラストで意思表示できるスタンプ入力を用意した。他には、発言フィールド内の会話をそのままテキスト保存できる機能や、発言フィールド内のテキストを修正/削除できる機能も備える。
販売料金(税別)は、5ライセンス20万円で、追加ライセンスは1ライセンス追加当たり5万円。富士通と富士通SSLは、年間2000ライセンスの販売を想定している。
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