生徒の前では失敗したくない――。そんな教員の思いに寄り添った、IT活用の活発化策とは? 桜丘中学・高等学校の品田 健副校長が明かします。
2013年度から全専任教職員、2014年度からは全新入生がタブレットを活用する桜丘中学・高等学校(東京都北区)。「タブレットは学力向上だけでなく、教職員や生徒の創造性を刺激するツールだ」と、タブレット導入の旗振り役である同校の品田 健 副校長は強調します。現在は、授業や部活動、ホームルームでの活用に加え、入学試験業務の効率化にもタブレットをはじめとするIT製品を活用しています。
そんな桜丘中学・高校が教員にIT活用を促す際に配慮したのは、「難しいことはやらなくていい」という姿勢の徹底でした。教科書をカメラで撮影してホワイトボードに投影するといった比較的単純な実践であっても、「これで構わないよ」と評価することで、教員のIT活用が進んだと品田副校長は語ります。「教員は、『生徒の前では失敗したくない』という気持ちがある」(同)。現場の教員の気持ちに寄り添ったことが、教員にとってITを活用しやすい雰囲気を作り出したのだといえます。
週替わりのコーナー「教育ICTなんでも3ミニッツ」には、デジタルハリウッド大学の栗谷幸助 准教授が登場。動画教材の活用について解説します。最近では教育機関の間で、教員や学習者が自ら動画教材を作成する取り組みが広がりつつあります。とはいえ、撮影や動画編集に不慣れな人にとっては骨が折れるのも事実。「まずは既存の動画教材を授業で使ってみて、物足りなければ自ら動画教材を作成すればよいのではないか」と栗谷准教授は提案。動画教材が手軽に手に入るお薦めのサービスを紹介します。詳しくは番組をご覧ください。
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