2016年01月25日 08時00分 公開
特集/連載

Computer Weekly製品導入ガイド誇大宣伝を越えたアプライアンスの普及

アプライアンスはそのシンプル性とビッグデータの流行によって普及が促進され、サプライヤーはクラウドサービスの統合に力を入れている。

[Lindsay Clark,Computer Weekly]
Computer Weekly

 米Gartnerの「Hype Cycle」は、技術トレンドを測るバロメーターになる。Gartnerの情報管理担当調査ディレクター、ロクサン・エジラリ氏によれば、データウェアハウスアプライアンスは誇大宣伝をはるかに越えて普及しつつある。

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 アプライアンスは、サプライヤーがOSとデータベースをハードウェアにプリインストールして、全てをデータウェアハウス型のワークロードに合わせてあらかじめ調整する。導入企業特有のニーズに合わせた最適化のためにはさらなる調整が必要だが、汎用(はんよう)トランザクションデータベースに比べれば、そのままの状態でもデータウェアハウスのニーズに対応させやすい。

 エジラリ氏は言う。「評判がいいのはこの作業のために調整され、均衡が保たれていることによる。データウェアハウスソリューションとしてごく一般的になったので、2014年の時点でGartnerはこれをHype Cycleからメインストリームへ移行させた。顧客はメリットを認識し、データウェアハウスモダナイゼーションの一環としてこれを採用している」

調整されたパフォーマンス

 ユーザーにとってのもう1つの利点として、データベースとOS、管理ソフトウェア、ハードウェアを別々のサプライヤーから調達する場合と異なり、アプライアンスであれば1つのサプライヤーからパフォーマンスの調整や問題への対応といった支援を受けることが挙げられる。

 その他にも、顧客のニーズ次第でサプライヤーにはさまざまなメリットがあるとエジラリ氏は話す。データウェアハウスアプライアンスのサプライヤーについては市場シェアに関する情報が少ない。Gartnerは米Oracle、米Teradata、米IBM、米Microsoft、独SAP、米HPを「リーダー群」に分類している。「ServerWatch」は、データベース管理システム市場における4大製品に「Oracle Database」「Microsoft SQL Server」「IBM DB2」「SAP Sybase Adaptive Server Enterprise」を挙げる。ただしこの分類にはトランザクションデータベースも含まれる。

 市場シェアをどう測るにしても、最近のデータウェアハウスアプライアンスの普及を後押ししているのはビッグデータであり、もっと一般的には分析パフォーマンスに対するニーズだ。企業はクリックの流れやソーシャルメディアのコメントといった構造化されていないデータを、自分たちが理解できる環境に取り込みたいと考えている。

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