「デジタルネイティブ」と呼ばれる世代は、それ以前の世代とは何が違うのか? デジタルネイティブ世代の大学生、千葉大学の山本恭輔さんが語ります。
国内でインターネットが普及し始めた1990年代以降に生まれ、物心付いたときからITが身近にあり、当たり前にITを利用してきた「デジタルネイティブ」世代。千葉大学1年の山本恭輔さんも、そのデジタルネイティブ世代の1人です。ITに慣れたデジタルネイティブ世代であれば、学校生活にITを有効活用する方法を心得ている――そう考える人も少なくないはず。しかし山本さんは、こうした考えは「幻想」だと否定し、「デジタルネイティブ世代の良さは、以前の世代と比べてITへの抵抗が小さいことだけ」だと言い切ります。
デジタルネイティブ世代は「ITを使うこと自体は考えなくても直感的にできるが、有効活用できているかどうかは別」だと山本さんは語ります。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)一つ取っても、「Facebook」「LINE」などサービスの種類によって、目的もコミュニケーションを取る相手も変わります。「適切な用途を理解して使い分けることで、初めてITを有効活用できる」と山本さんは指摘。デジタルネイティブがITを有効活用できるようにするには「身近にITを有効活用して見せる人がいることも大切」だと、教員や大人による支援の必要性を指摘します。
週替わりのコーナー「教育ICTなんでも3ミニッツ」には、古河市教育委員会の平井 聡一郎氏が登場。教育機関での取り組みが進む「アクティブラーニング」を実践するワークショップについて説明します。アクティブラーニングは「課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習」だといわれており、学習者の主体的な学習と、学習者同士が教え合い学び合う協働的な学習が中心的な要素となります。平井氏は、この主体的な学習と協働的な学習の効果を一度に実感できるワークショップを紹介します。詳しくは番組をご覧ください。
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