徹底レビュー:「VAIO S」はビジネス最強PC? 過酷な環境に耐えるスペックを検証歴代のVAIOシリーズの価値を持ち合わせているのか(1/4 ページ)

VAIOの「VAIO S」は、過酷なビジネスシーンでも耐えられる構成のクライアントPCだ。だが、VAIOシリーズの高い品質は満たしているのだろうか。またその価格はふさわしいのだろうか。

2016年07月24日 07時00分 公開
[Jamison CushTechTarget]
標準的なビジネス向けクライアントPCのVAIO S《クリックで拡大》

 VAIOの「VAIO S」は、過酷なオフィス環境にも耐えられる堅牢な造りになっており、有り余るほどのパワーを兼ね備えている。ビジネスユーザーには最適だが、それ以外のユーザーには安価な選択肢が他に幾つも存在している。同社の「VAIO」デバイスは、ソニーがVAIOブランドを切り離してからそれほど大きく変わっていない。新型のVAIOデバイスは全て同じ特徴を備えており、高品質な構造とプレミアム価格という点も一様だ。

 このことはVAIOの「VAIO Z Canvas」と「VAIO Zフリップモデル」にも当てはまる。どちらも高額だが、それに見合う特徴的な設計と機能が備わっている。だが、VAIO Sについてはどう判断すれば良いのだろうか。VAIO Sは、基本的なモデルでIntelの第6世代「Core i5」プロセッサと8GBのRAMを内蔵する構造的にもビジネスシーンでの使用に耐えられる構成だと1099ドル(13万6800円、以下全て税別)だという。端子をフル装備し、タッチパネルは非搭載という癖のないクライアントPCだ(日本ではタッチパネル搭載にカスタマイズ可能)。

 VAIO Sは、歴代のVAIOクライアントPCやVAIOシリーズの他のデバイスが築いてきた高い水準を満たしているのだろうか。この薄型クライアントPCは、その価格にふさわしいものなのだろうか。本稿では、それを検証する。

構造とデザイン

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       1|2|3|4 次のページへ

From Informa TechTarget

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。

ITmedia マーケティング新着記事

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...

news025.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news014.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。