VMware vs. Microsoft“仮想化戦争”の舞台が「内部ストレージ」に移った訳「ストレージ」から見る仮想化の今【前編】(1/2 ページ)

仮想化ベンダーが技術開発の中核にストレージを据え始めている。前編では、特に動きが活発なサーバの内部ストレージを活用した仮想化技術の最新動向を追う。

2016年11月14日 15時00分 公開
[Chris EvansTechTarget]
画像 内部ストレージに関する仮想化技術が充実しつつある

 サーバ仮想化は、今やアプリケーション導入時の標準的な技術となった。だが効率的な仮想環境を実装するには、データストレージ層が可用性とパフォーマンスを発揮できるようにすることが重要になる。ハイパーバイザーベンダーは状況に応じて、自社製品を継続的に進化させ、外付けのアプライアンスやストレージアレイの操作と管理を改善してきた。最近では、その対象にサーバの内部ストレージを含むようになっている。

 本稿では、ストレージとデータ管理機能に関するハイパーバイザー型仮想化技術の最新事情をお届けする。またサーバの内部ストレージが、従来の外部ストレージの代替となることができるように、どう調整されているのかを解説する。さらに「コンテナ」の形を取る新たなアプリケーション仮想化技術についても掘り下げ、ベンダーがコンテナのエコシステムでどのようにストレージに対処しているのかについても解明する。

内部ストレージ

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