調査会社の最新統計を基に、過熱するハイパーコンバージド市場の動向について解説する。
調査会社451 ResearchがITバイヤー750人を対象に実施した調査によると、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)は現在、組織の40%で利用されている。同社の予想では、今後2年の間にこの数字は大幅に上昇する見通しだ。
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451 Researchの調査マネジャーで「Voice of the enterprise」の筆頭筆者、クリスチャン・ペリー氏は言う。「管理者の負担を軽減してくれる革新的な技術を採用する中で、従来型のスタンドアロンサーバにこだわる人は縮小している。特にコンバージドシステムやHCIの本質的な革新性は、具体化しつつあるプロセス効率化、アジリティーの原動力になっている」
例えば潤滑油メーカーのWD-40はITインフラの柔軟性を高めるために、それまでのハードウェアプロバイダーからNutanixに切り替えた。WD-40のITサービスマネジャー、マーク・ブリード氏はこの切り替えについて次のように説明する。「最初は従来の3ティア(3階層)インフラへの追加を検討していた。しかし、サプライヤーが提案するソリューションでは新しいサーバや追加のストレージトレイ、SAN(storage area network)スイッチハードウェアが必要になり、われわれのラックの予備容量を超過してしまう。最悪の場合、ラックを増やさなければならない可能性もあった」
HCIには、高度な統合型アプライアンスもあれば、ソフトウェアベースでハードウェアに依存しないものもある。それぞれのアプローチにはメリットとデメリットがある。Computer Weeklyの最近の記事で、Quocircaの創業者でアナリストのクライブ・ロングボトム氏はこう指摘した。
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