RAVPowerの高速ワイヤレス充電器はAppleとSamsungの最新スマートフォンでどこまで使えるのか、本稿で検証する。
Appleは、同社の「iPhone X」などのスマートフォンに電磁誘導式充電機能を搭載した。Samsung Electronics(以下、Samsung)はこの電磁誘導式充電機能を数年前から同社のハイエンド機種に装備している。当然、Samsungの「Galaxy S8」や「Galaxy Note8」もこの機能を搭載する。両社はQi(「チー」と発音)規格を採用しているため、RAVPowerの「RAVPower Fast Wireless Charger」は両社の製品で機能することになる。
本稿では、iPhone Xを使ってこの充電器をテストし、その充電速度と全体パフォーマンスを紹介する。この49.99ドルの充電パッドがお買い得かどうか、本稿では、それを検証する。
RAVPower Fast Wireless Chargerのデザインはシンプルで、スマートフォンを載せる円形のパッドから成る。必要なのは、電磁誘導互換の機器をこのパッドの上に置くことだけだ。
その大きさは直径約9センチ、厚さは約1.5センチだ。これは競合他社の多くの充電器よりも小さく、机上に置いても邪魔にならない。
カラーオプションはブラックしかない。外装全体はプラスチック製だが、外観の全体的な仕上がりは満足できるもので、パッド上にRAVPowerロゴがさりげなく刻まれている。この充電器をCEOのデスク上に置いても違和感はない。
上部にはシリコン製のリングがあり、スマートフォンが滑り落ちないようになっている。多くのスマートフォンの表面は滑らかだが、このリングが十分な役割を果たす。ただ、シリコン素材は汚れを引き寄せてしまう。底面にあるゴム製の脚が充電パッド自体を滑りにくくしている。
構造品質は素晴らしい。しっかりとした感触で、曲がったりゆがんだりしない。
ワイヤレス充電器の側面にはLEDがあり、充電の状態を示す。このLEDは標準充電中はオレンジ、高速充電中は緑色に点滅する。充電器自体を電源につなぐとこのLEDが赤くなる。マニュアルには「異物が検出される」とLEDが赤く点滅すると記載されているが、本稿のテストでは確認できなかった。
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