5日でできる問題回避ステップ付き
Windows 10移行の落とし穴と回避策6選
ユーザーは、「Windows 10」への移行後、問題に直面することがある。IT部門は、本格的な移行に取り組む前に綿密な計画を立てることで、このような問題を回避できる。
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Windows 10など新しいバージョンのWindowsへの移行は、手間がかかり、問題を伴うことが多い。移行を成功させるには、起こり得るあらゆる問題を予測し、そうした問題を事前に軽減しておくのが秘訣だ。
小規模の移行テストは、IT部門が行える有益な方法だ。アップグレード方法が機能することを確認し、本格的な移行の前に非効率な部分を見つけることができる。IT部門は、このような迅速な移行の効率を監視することで、移行過程で起きる問題を解決する機会が得られる。これから説明するいずれかの問題が発生したら、IT部門では移行手法を見直してWindows 10への移行の問題を回避する必要があるだろう。
1.ユーザーデータの喪失
Windows 10への移行によって生じる非常に厄介な問題の1つは、データが喪失する恐れだ。データを、ネットワーク共有ではなく各自のローカルHDDに保存するユーザーがいるためだ。
残念だがこの問題への簡単な対処法はない。ほとんどの企業は、ユーザープロファイルのフォルダをネットワークドライブに割り当て、ユーザーがデータをネットワークに保存するようにしている。また、アプリケーションの既定の保存場所を構成するのも企業にとっては一般的だ。それでも、ユーザーデータがHDDに全く存在しないことを保証するのは難しい。
ユーザーデータの喪失を防ぐ最善の方法は、ユーザーにアップグレードの計画を知らせ、ローカルに保存しているデータが失われる恐れがあることを伝えることだ。加えて、データの保存場所が分からない場合や、データを適切な場所に移動するサポートが必要な場合は、IT部門に連絡するようユーザーに指示することも必要になる。
2.ドライバの問題
Windows 10への移行で避けたいもう1つの点は、デバイスドライバのサポートに関する問題だ。Microsoftの「Windows 7」と「Windows 8」に対応するハードウェアなら、通常Windows 10にも対応する。
とはいえ、ユーザーのPCにあまり知られていないハードウェアが接続されていると、シームレスに移行が進まない恐れがある。例えば、PCI(Peripheral Component Interconnect)ベースのパラレルポートがある。これは旧式のデバイスに搭載されていることが多い。この種のハードウェアは、移行プロセスの途中でドライバが失われる場合がある。
3.プリンタマッピング問題
Windows 10への移行に伴って他にもよく起こるのが、ユーザーが印刷できなくなるというプリンタマッピングの問題だ。この問題は、社内の全プリンタをMicrosoftの「Active Directory」に追加することで軽減できる。IT部門は、「グループポリシー」で、「コンピュータの構成」「Windowsの設定」「展開されたプリンタ」の順に進み、導入済みのプリンタを管理できる。
各共有プリンタをActive Directoryに加えたら、プリントサーバでWindowsの「コントロールパネル」を使用して、各ドライバに必要なデバイスドライバを関連付けておくことが推奨される。こうすることで、Windowsデスクトップからプリンタに接続するときに、必要に応じてユーザーが自動的にデバイスドライバをインストールできるようになる。特に、この方法を用いることで社内のプリンタドライバの一貫性を確保できるため、技術サポートの悩みも緩和できる。
4.アプリケーションの管理
Windows 10の移行の問題の中でも注意しておきたいのはアプリケーション管理だろう。いずれにせよ、IT部門では社内のアプリケーションがWindows 10と互換性があることを確認しておかなければならない。また、アプリケーションの導入プロセスを自動化する手段も必要だ。
アプリケーションの互換性の検証とアプリケーション導入自動化のツールはたくさんある。グループポリシーの設定を使ってアプリケーションを導入することも可能だ。幾つか異なるツールを試し、どれが自社に最適かを確かめることをお勧めする。
IT部門は、利用可能なツールの多くがデスクトップアプリケーションのみをサポートし、最新のアプリケーションやMicrosoftの「Microsoft Store」アプリケーションはサポートしないように注意する必要がある。社内ユーザーがMicrosoft Storeアプリケーションを業務に使用している場合、そのようなアプリケーションを扱う計画の立案が必要になる。
また、仮想化したアプリケーションを使用すれば、アプリケーションの管理が容易になる。以前にアプリケーション仮想化製品の導入を検討したことがあるのなら、Windows 10への移行に伴う問題の対処に追われるのを防ぐため、仮想化したアプリケーションへの切り替えを考えるようにする。
5.ユーザーの混乱
IT部門では、デスクトップの移行計画に着手する際に、さまざまなプロジェクトを全て取り込んだ長いリストを作成して、同時に対処しようと考える傾向がある。
だが、あまりにも多くのことを一度に変更すると、ユーザーに混乱が生じる可能性がある。その上、IT部門が行うトラブルシューティングが複雑化する恐れがある。
デスクトップの移行に備えて他のITプロジェクトに取り組むのは全く普通に行われることだ。だだ、徐々に変化を加えることで、アーキテクチャの複数の重要な変更を同時に行うのを避けることができる。
6.予想外の問題
よく練られた計画でも失敗することがある。Windows 10への移行に伴う問題は、この警句を示す良い例だ。IT部門が見落とすような一見重要ではなさそうな点が、移行を頓挫させる恐れがある。
そのため、全社規模でのOS移行を実行する前に、小規模な試験的移行を行うことが重要だ。これにより、移行プロセスの問題点を解決し、移行が計画通りに進まなかった場合に社内の全ユーザーに影響が及ぶのを回避できる。
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