IAMエンジニアが求められている。それも身近なところで。だが、社内外のエンジニア候補者には、IAMを理解するだけにはとどまらない多くの訓練が必要になる。
IDおよびアクセス管理(IAM)がセキュリティ戦略にとって不可欠になりつつある。そのため、企業は優秀なIDエンジニアに目を光らせておかなければならない。この役割を担うスタッフを獲得するためにIT部門が取れる手段は幾つか存在する。
モバイルデバイスが従業員の新たなアクセスポイントになっている。同時にモバイルデバイスは企業データ流出の新たな経路にもなる。そのため、IAMがますます重要になる。だが、労働者市場には高いスキルを備えたIAMエンジニアの候補者が依然不足している。そのため、企業はIT部門の既存スタッフを教育するか、セキュリティの一般的な知識を有するエンジニアを採用してIAMの専門知識を習得させるほうが適切かもしれない。これは2018年6月に開催された「Identiverse」カンファレンスでの専門家の発言だ。
Deutsche Bankのアクセス証明サービス部門のディレクターを務めるオラフ・グレーヴェ氏はセッションで「エンジニアを採用する際は、一般的なITスキルと役割に注目する。IAMの全てに精通した希少な候補者の出現を待つのではなく、一般的スキルと役割を有する人材を必要な水準まで引き上げる」と語った。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
D2C事業の約7割が失敗する理由 成功企業との差はどこに?
クニエがD2C事業の従事者を対象に実施した調査の結果によると、D2C事業が成功した企業は...
企業のSNS活用実態 最も使われているのはX? Instagram?
企業はSNSをどのように活用しているのか。調査PRサービスを提供するPRIZMAが、最も使われ...
日本のモバイルアプリトレンド2025 クロスデバイス戦略とMMMの重要性とは?
急速に進化するモバイルアプリ市場においてAIと機械学習の活用が本格化し、マーケティン...