Windows Defenderの3大要素 「Exploit Guard」「Application Guard」「ATP」の違い単なるマルウェア対策ではない

「Windows Defender」は、IT担当者がセキュリティ強化に利用できるさまざまな機能を提供する。主要な3つの製品/機能群を紹介しよう。

2018年10月16日 05時00分 公開
[Alexander S. GillisTechTarget]
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 Microsoftの「Windows Defender」は、当初はWindowsに組み込まれた軽量のマルウェア対策ツールだった。IT担当者の中には「ありきたり」と酷評する向きもあった。こうした懐疑派は、高度化が進むマルウェアに対して、Windows Defenderの検出機能は不十分だと考えていた。

 「Windows Vista」用として登場した最初のバージョンから、「Windows 10」に搭載の現行バージョンに至るまでの長年の間に、MicrosoftはWindows Defenderに重要な変更を施してきた。結果としてWindows Defenderは、データを勝手に盗み出す「スパイウェア」や広告を自動表示する「アドウェア」、ウイルスなどの脅威を防ぐことが可能な、多機能なマルウェア対策製品となった。

 Windows Defenderは現在、単なるマルウェア対策機能の名称としてだけでなく、Microsoftが提供するセキュリティ製品/機能群の名称として使われている。以下ではこうした製品/機能群のうち、特に重要な以下の3つを紹介する。

  • Windows Defender Exploit Guard
  • Windows Defender Application Guard
  • Windows Defender Advanced Threat Protection

Windows Defender Exploit Guard

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