ツールの展開と管理、レポーティングの方法も
無料ウイルス対策ツール「Windows Defender AV」の管理ツール5選
自社のシステムを保護するためにウイルス対策ツール「Windows Defender AV」を使う場合、適切なマルウェア対策を設定することが重要だ。ツールの展開と管理、レポーティングの方法を紹介する。
ダウンタイムがあってはならない企業にとって、絶え間なく襲ってくるマルウェアは深刻な問題だ。管理者は「Windows Defender」の管理方法をよく把握しておく必要がある。
マルウェアはデータ損失やデータ漏えい、法令違反、企業統治違反のリスクにつながる。ウイルス対策ツールの「Windows Defender AV」は、企業のWindowsエンドポイントやサーバをそのような攻撃から保護するためのものだ。Windows Defenderを適切に管理するには、どのツールと手順が自社のシステムに適しているか、把握しておかなければならない。
併せて読みたいお薦め記事
「Windows 10」のセキュリティ対策についてもっと詳しく
- 「Windows 10」のMicrosoft純正セキュリティ機能4選
- Windows 10のセキュリティ対策、標準ツール「Windows Defender」以外にすべきことは?
- Windows 10の知ると驚く技術、仮想化ベースのセキュリティ機能「デバイスガード」
- 「Windows 10」向けセキュリティツール24選 脆弱性対策、マルウェア対策の定番は
「Windows 10」を賢く使う
Windows Defenderを管理するツール
Windows Defender AVの展開と管理とレポーティングを実行するツールには次のものがある。
「System Center Configuration Manager」(SCCM)
SCCMでWindows Defender AVを展開するには、「Endpoint Protection」ポイントサイトシステムの役割を使用し、カスタムクライアントオプションでEndpoint Protectionを有効にする。これによって、デフォルトとカスタムのマルウェア対策ポリシーとエンドポイントシステム管理を使用できる。レポーティングには、SCCMのデフォルトの監視機能とアラートを使用する。
「Microsoft Intune」
Microsoft IntuneでもWindows Defender AVの展開と管理ができる。Microsoft Intuneの管理コンソールでカスタムポリシーを設定することによって、タスクの管理と、エンドポイントの監視やレポーティングを処理する。
「Windows Management Instrumentation」(WMI)
WMIでWindows Defender AVを展開する場合は、グループポリシーまたはSCCMを使用するか、手動で各エンドポイントに展開する。WMIでWindows Defender AVを管理するには、「MSFT_MpPreference」クラスの「Set」メソッドと「MSFT_MpSignature」クラスの「Update」メソッドを使い、レポーティングには「MSFT_MpComputerStatus」クラスを使う。
「PowerShell」
PowerShellでWindows Defender AVを展開する場合も、グループポリシーまたはSCCMを使用するか、手動で各エンドポイントに展開する。これらを管理するには、Windows Defenderモジュールの「Set-MpPreference」コマンドレットと「Update-MpSignature」コマンドレットを使う。レポーティングには、Windows Defenderモジュールの各種「Get」コマンドレットを使う。
グループポリシーと「Active Directory」(ドメイン参加)
この場合、グループポリシーオブジェクト(GPO)を使用してWindows Defender AVを展開し、有効化する。GPOは、AV設定の変更の管理にも使用できるが、レポーティングには使用できない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
技術文書・技術解説
[Jamf Japan 合同会社] MDMだけでモバイルセキュリティは十分? 不足する対策を16項目でチェック -
事例
[Wrike Japan 株式会社] 世界的な家電メーカーが実践する「クリエイティブプロセス効率化」の方法とは? -
事例
[Wrike Japan 株式会社] 世界的テクノロジー企業に学ぶ、プロセス標準化とプロジェクト納品自動化の秘訣 -
事例
[Wrike Japan 株式会社] ソニー・ピクチャーズ テレビジョンに学ぶ、次世代サービスデリバリーのヒント -
事例
[Wrike Japan 株式会社] ソミック石川に学ぶ、ICT浸透後に直面した「工数管理」の課題と解決策
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Copilot」はなぜ放置される? “議事録要約止まり”を脱する処方箋
-
2
脱VMwareの前提が崩れる BroadcomのVDDK公開停止で確認すべき点
-
3
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
4
なぜOpenAIやAnthropicのAIは「脱走」したのか 情シスが迫られるエージェント統制
-
5
【基本情報技術者試験】「デュプレックスシステム」と「デュアルシステム」の違いは?
-
6
Oracle巨大ITプロジェクトはなぜつまずいたのか 8年で導入1割、追加で170億ドル
-
7
「Microsoft一択」で本当にいいのか 知らぬ間にライセンス費用が膨らむ真相
-
8
Microsoft製品でここまで自動化できる 情シスがやめられる手作業10選
-
9
AI全部入り「Microsoft 365 E7」に企業が二の足を踏む訳 移行意向はわずか4%
-
10
「プログラマー不要論」にThe Linux Foundationが示した答え
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
マンガで解説:「ゼロトラスト」「SASE」の必要性とメリット
-
2
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
3
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
4
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
5
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
6
国税庁の次世代基幹システム「KSK2」稼働開始に向けて、対応すべき変更点とは?
-
7
5分で分かる「セキュア大容量ファイル転送サービス」の機能とメリット
-
8
ドラマで分かる、標的型攻撃メールの被害を受ける企業と回避できる企業の分岐点
-
9
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
-
10
少額減価償却資産が40万円未満へ拡大、令和8年度税制改正で押さえるべき変更点
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー