バンダービルド大学の調査では、データ侵害に対する病院の対処と心臓発作患者の死亡率の間に関連性がある可能性を示唆している。
サイバー攻撃によって病院のネットワークが侵害されると患者の生死に関わる可能性がある。輸液ポンプやペースメーカーのような、患者の命を救う医療機器にハッカーが侵入すると、さらに多くの患者が命を落としかねない。
最近の報道で、データ侵害と年間2000人以上の患者の死亡に明白なつながりがあると報道された。だがこの報道は、患者ケアの品質に関するバンダービルト大学の研究での実際の発表内容を誤って解釈したものだった。
バンダービルド大学オーウェン経営大学院のソン・チェ氏と、同大学院の学部長を務めるM・エリック・ジョンソン氏がレポート「Do Hospital Data Breaches Reduce Patient Care Quality?」(病院のデータ侵害によって患者ケアの質は低下するか)を発表した。ジョンソン氏によると、このレポートの調査結果は、両者の因果関係を示すものではなく、統計的言語モデルに基づいて関連性を示すものだという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。