2018年12月03日 05時00分 公開
特集/連載

「Androidエコシステムのセキュリティ」透明性レポート――情報開示に向けた一歩Android最新バージョンへの更新は進んでいない

Googleは2018年11月に「Androidエコシステムのセキュリティ」透明性レポートを初公開した。このデータから見えることと、公開されなかったデータから推測されることについて解説する。

[Michael Heller,TechTarget]

 Googleが「透明性レポート」の新シリーズとして、「Androidエコシステムのセキュリティ」透明性レポートを2018年11月に初公開した。筆者が通読して思うのは、Googleはせっかくのチャンスをふいにしたということと、既視感が強いということだった。

 四半期ごとに更新される新しい「Androidエコシステムのセキュリティ」透明性レポートの内容の多くは、Googleの年次レポートである「Android Security Year in Reviewレポート」に含まれるデータの最新版だ。その中には、さまざまな「PHA率」が含まれる。

 PHA率とは、Android搭載端末のうち「害を及ぼすおそれのあるアプリ(PHA:Potentially Harmful Applications)」が1つ以上インストールされている端末の割合を示す。例えば、Androidエコシステムのセキュリティ透明性レポートでは、アプリのダウンロード元がGoogle Playのみである端末のPHA率と、アプリのダウンロード元がGoogle Playと他のサイトになっている端末とのPHA率比較(当然のことながら、後者の方がPHA率が高い)や、世界各国で使用されている端末のPHA率などが示されている。意外にも、ロシアの方が米国よりもPHA率が低い。

 なお、Google Play以外のサイトから端末にアプリをダウンロードすることを「サイドローディング」と呼ぶこともある。

Googleが公開しなかったデータから見えること

ITmedia マーケティング新着記事

news172.jpg

オンラインシフトに伴う名刺交換減少が引き起こす経済損失額は平均で年間約21.5億円――Sansan調査
コロナ禍における企業の商談・人脈・顧客データに関する調査です。

news164.jpg

成果報酬型テレビCM出稿サービス「XICA ADVA」 サイカが提供開始
従来のテレビCMは、出稿量の約束はできてもテレビCMによってどれだけ商品やサービスが売...

news074.jpg

SDGsの取り組みが認知されると、生活者の7割が行動を起こす――電通PR調査
SDGsの認知率は約4割。前年比15.6ポイント増と大きく伸長しています。今企業が取るべきア...