2018年12月21日 05時00分 公開
特集/連載

WeWorkが「Amazon Alexa for Business」の導入中止? 企業向け音声アシスタントの課題とはスマートスピーカーにはプライバシーの懸念も

法人向けのAmazon Alexaをいち早く採用したWeWorkが、実証試験音声アシスタントの導入計画を中止したと報じられた。企業向け音声アシスタントサービスが抱える課題とは。

[Jonathan Dame,TechTarget]

関連キーワード

Amazon | スマートデバイス


photo

法人向けのAmazon Alexaをいち早く採用したWeWorkが、2カ月の実証試験後、音声アシスタント「Amazon Alexa for Business」の導入計画を中止したと報じられた。

 報道によると、コワーキングスペースを運営するWeWorkは、同社が世界中で管理している数百カ所のオフィスにAlexa for Businessデバイスを導入する計画を中断したという。これはコンシューマー製品大手のAmazonが、音声アシスタントの職場への進出を目指す途上で課題に直面していることを物語る。

 WeWorkは、Amazonが2017年、Alexa for Businessを発表した際にスポットを浴びた、リリース当初からのパートナーの1社だった。同社は本社にAmazon Echoを試験的に導入し、将来的には世界中で企業向けにレンタルしているオフィス500カ所に導入を広げると表明していた。

 しかし米放送局のCNBCが匿名の関係者の話として伝えたところでは、WeWorkは2018年に入ってわずか2カ月でこの実験を中止した。WeWorkの広報はコメントせず、Amazonにも取材を申し入れたが返答はなかった。

 Alexa for BusinessのWebサイトに掲載された顧客の一覧から、WeWorkの名は消えている。米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所や三井物産など、いち早く採用した大手としてAmazonが紹介していた複数の企業団体も今は掲載されていない。

 この2社にもコメントを求めたが、反応はない。同様にAmazonの顧客ページから消えたVonageとBMC Softwareの2社は、まだこの製品を使っていることを確認した。

企業向け音声アシスタントの先行きは厳しい?

ITmedia マーケティング新着記事

Yahoo!広告がLINE広告と連携 「LINE NEWS」面への配信を開始
ヤフーとLINENが広告事業で初めての連携。

news019.jpg

人はなぜFacebookを離脱したくなるのか? プライバシー懸念を上回る理由
さまざまな懸念もよそに拡大する巨大SNS。一方でそこからログアウトする人々は何を思うの...

news117.jpg

化粧品の二次流通市場規模は推計1555億円――メルカリとアイスタイル調査
二次流通市場購入者の40.1%が、使ったことがない化粧品を試すための“トライアル消費”...