ID管理を取り巻く環境は急激に変化している。そこにはどんな課題があるのか。「IDaaS」はどこまで使えるのか。
前回(いまさら聞けない「ID管理」 その役割からライフサイクル管理のポイントまで)は企業におけるアイデンティティー管理(以下、ID管理)の基本的な役割を紹介した。2回目となる今回はID管理を取り巻く環境やID管理に関連する制度/課題に注目し、その解決策も併せて紹介する。クラウドサービスによるID管理への影響や働き方改革、欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)、合併・買収(M&A)などの企業再編との関連性、小規模企業のID管理に有効なIDaaS(Identity as a Service)など、さまざまな視点から紹介する。
クラウドサービスは運用部門の管理工数削減に役立つ。ただし注意しなければならない点もある。どのクラウドサービスを利用する上でも、ID管理はユーザー企業側の責任でしなければならない(図1)。ID管理に問題があって情報漏えいや不正アクセスなどの実害が発生した場合に、クラウド事業者側は責任を取らないということだ。基本的にクラウドサービス単位でID管理が必要となる。
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いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
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