ID管理を取り巻く環境は急激に変化している。そこにはどんな課題があるのか。「IDaaS」はどこまで使えるのか。
前回(いまさら聞けない「ID管理」 その役割からライフサイクル管理のポイントまで)は企業におけるアイデンティティー管理(以下、ID管理)の基本的な役割を紹介した。2回目となる今回はID管理を取り巻く環境やID管理に関連する制度/課題に注目し、その解決策も併せて紹介する。クラウドサービスによるID管理への影響や働き方改革、欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)、合併・買収(M&A)などの企業再編との関連性、小規模企業のID管理に有効なIDaaS(Identity as a Service)など、さまざまな視点から紹介する。
クラウドサービスは運用部門の管理工数削減に役立つ。ただし注意しなければならない点もある。どのクラウドサービスを利用する上でも、ID管理はユーザー企業側の責任でしなければならない(図1)。ID管理に問題があって情報漏えいや不正アクセスなどの実害が発生した場合に、クラウド事業者側は責任を取らないということだ。基本的にクラウドサービス単位でID管理が必要となる。
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データ活用が企業の命運を握る今日にあって、絶対に避けなければならないのがデータの損失だ。本資料では、ビジネスクリティカルな状況下でデータの保全・保護・復旧を可能にするバックアップソリューションを紹介する。
データのバックアップに求める機能は、企業によってさまざまだ。必要な機能だけを選択して導入することで、無駄なく効率的なデータ保護が可能になる。そこで注目されているのが欲しい機能だけを搭載できるバックアップ/リカバリー製品だ。
データバックアップは、安定した経営を維持し、災害やサイバー攻撃のリスクから業務を守るために不可欠である。とはいえ、自社に最適なバックアップ手法の確立は簡単なことではない。豊富な機能を備えているソリューションに注目したい。
企業の事業継続に影響を与える緊急事態として自然災害やサイバー攻撃が挙げられる。その対策として重要なのが、データのバックアップだ。それでは、バックアップ製品はどのように選べばよいのか。重要なポイントを解説する。
次なるビジネスの中核を担う可能性を秘めているAPI。APIを本格利用する組織にとっては、効率的な開発・公開・運用・管理方法を確立することが重要課題となっている。本資料では、効率化に向けて知っておくべきポイントを解説する。
デザイン性も機能性も“インカム越え”? 進化した接客用連絡ツールの特徴は? (2025/4/14)
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いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
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