「QLC NANDフラッシュ」は一長一短 パフォーマンスと容量どっちを取る?SSDで容量を増やす際の注意点

QLC NANDはストレージの大容量化と低コストを実現する。しかし一部の組織では、よりパフォーマンスが高い選択肢を必要とする場合がある。どのような場合にQLC NANDに移行するのが賢明なのだろうか。

2019年03月18日 05時00分 公開
[Brien PoseyTechTarget]
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 SSDなど最新世代のソリッドステートストレージの多くは、QLC(クアッドレベルセル)NAND技術をベースにしている。QLCは1つのメモリセルに4ビットのデータを格納する方式だ。QLC NANDデバイスは、1つのメモリセルに3ビットのデータを格納するTLC(トリプルセル)NANDデバイスよりも技術的に優れていると考えがちだが、必ずしもそうではない。

 QLC NANDデバイスは、他のNAND型のフラッシュデバイスと比べて容量が大きく、容量単価が低くなる可能性がある一方、書き込みの耐久性が低く、パフォーマンスが少し落ちる。しかしそうした短所はQLC技術を切り捨てるほどのものではない。

QLC NANDデバイスのユースケースは?

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