iOS/Androidでのパスワード使い回しを防ぐ「ワンタイムパスワード認証」製品IT管理者とエンドユーザー両方に恩恵

パスワード認証とは別の認証方法をモバイルデバイスで利用すると、パスワードを盗み取るフィッシング攻撃を防ぎながら、利便性を高められる。有力な選択肢である「ワンタイムパスワード認証」を説明する。

2019年04月28日 05時00分 公開
[Kevin BeaverTechTarget]
画像

 パスワードは面倒なものだ。正しい使い方をしなかったり、エンドユーザーの教育が不十分だったりすると、ますます厄介なことになる。

 従来のパスワードによる認証方式は、偽のWebサイトへの誘導でパスワードを不正に盗むフィッシング攻撃に対して脆弱(ぜいじゃく)だ。「ワンタイムパスワード認証」は、従来のパスワードに伴う複雑さや煩わしさを回避するのに役立つ。

ワンタイムパスワード認証とは

 ワンタイムパスワード認証では、エンドユーザーの下に、ショートメッセージやモバイルアプリケーション通知、メールによって、短時間のみ有効な認証コード(ワンタイムパスワード)が届く。エンドユーザーはこのワンタイムパスワードを従来のパスワードの代わりに使い、アプリケーションにログインする。ワンタイムパスワード認証はクライアントアプリケーションやWebアプリケーション、モバイルサイトの認証に導入できる他、無線LAN接続やモバイルVPN接続にも使用できる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news006.jpg

「TikTok禁止」は結局、誰得? どうするトランプ氏――2025年のSNS大予測(TikTok編)
米国での存続を巡る議論が続く一方で、アプリ内ショッピングやAI機能の拡大など、TikTok...

news202.jpg

ネットの口コミを参考に8割超が商品を購入 最も参考にした口コミの掲載先は?
ホットリンクは、口コミ投稿の経験や購買への影響を調査した結果を発表した。

news071.jpg

「生成AIの普及でSEOはオワコン」説は本当か?
生成AIの普及によりSEOが「オワコン」化するという言説を頻繁に耳にするようになりました...