Googleの「Chrome OS」は、Webブラウザを中心としたOSである「ブラウザOS」の市場を作り上げた。従来型OSのベンダーであるMicrosoftやAppleも、ブラウザOS市場への進出を狙っているはずだと専門家は語る。その真意とは。
「ブラウザOS」を利用すれば、エンドユーザーはWebブラウザを通じて、組織のアプリケーションにアクセスできる。ノート型デバイス「Chromebook」が搭載するGoogleの「Chrome OS」は、市場で人気の高いブラウザOSだ。調査会社VDC Research Groupのエリック・クライン氏は、ブラウザOS市場の競争は続くと見る。それはやがて、Webブラウザを新たなデスクトップへと転換させる可能性がある。
エンドユーザーにとってのブラウザOSのユーザーエクスペリエンス(UX:経験価値)は、オフィスでPCを使っているときと変わらない。ブラウザOSにはエンドユーザーがどこにいても、どのようなデバイスからも、アプリケーションにアクセスできる付加価値がある。クライン氏によると、ブラウザOSは自動化を通じたセキュリティと効率性の向上の点で、IT管理者にとってもメリットがある。
現時点ではブラウザOSはGoogleの世界だ。ただしクライン氏は、MicrosoftやAppleも後れを取ってはいないと説明する。以下にクライン氏へのインタビュー内容をまとめた。
―― ブラウザOSの市場をどう見ていますか。
クライン氏 ブラウザOSのトレンドを表す最善の事例はChrome OSだ。ただしMicrosoftとAppleも動きを止めているわけではない。
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