2020年01月08日 05時00分 公開
特集/連載

Netflixがクエリ言語「GraphQL」を採用 何にどう使っているのかNetflixを支える「GraphQL」【前編】

Netflixがクエリ言語として「GraphQL」を採用した。どのように利用しているのか。得られた効果は。同社に聞いた。

[Darryl K. Taft,TechTarget]

関連キーワード

API | データ統合


 動画配信サービス「Netflix」を支えているのは、クエリ(データ操作)言語「GraphQL」だ。

 テクノロジーカンファレンス「QCon New York 2019」に登壇したギャレット・ハインレン氏は、Netflix社でソフトウェアエンジニアを務めている。ハインレン氏によると、同社はコンテンツエンジニアリングチームが運用するシステムにデータを取り込むためのクエリ言語として、主にGraphQLを使用しているという。

 Netflix社の主要なエンジニアリングチームは2つある。一つはストリーミングを担当する製品エンジニアリングチーム。もう一つは同社の番組制作用のツールを開発するコンテンツエンジニアリングチームだ。

 コンテンツエンジニアリングチームが新しいデータ統合システムを構築する際、システムの基盤テクノロジーとしてGraphQLを採用した。データ連携に利用できる仕組みには「REST」や「Falcor」といった選択肢があるが、同チームはそれらを退けてGraphQLを選択した。RESTはデータ連携のための枠組みを定義したアーキテクチャ。FalcorはNetflix社がスクリプト言語「JavaScript」向けに開発したデータ取得用の機能群だ。

 「われわれは新しいシステムを開発している最中だったため、実験の余地があった」とハインレン氏は話す。GraphQLの開発元はFacebookだ。同社は2012年にGraphQLを開発し、2015年にオープンソースコミュニティーにこのプロジェクトを寄贈した。さらに2018年、プロジェクトは非営利団体GraphQL Foundationの手に渡った。

GraphQLがNetflixにもたらした効果

ITmedia マーケティング新着記事

news051.jpg

ミレニアル世代・Z世代の離職意向が低下、コロナ禍を機に精神的健康も改善――Deloitte調査
世界各国のミレニアル・Z世代約2万7500人を対象にした年次調査。今回は新型コロナウイル...

news078.jpg

新規事業の実態 最重要KPI「100%以上達成」は約2割――クニエ調査
新規事業の「最重要KPI」「スケジュール遅延」「開発規模」の結果に対して、その要因とな...

news056.jpg

福田康隆氏、NEC東海林直子氏らが語る営業のデジタルシフト まずどこから始めればいい?
お客さまに会って課題を与えてもらうスタイルから、営業自身が課題を先に探して提示する...