“期待外れのマルチクラウド”を生まないためのセキュリティ4カ条自社に適した手法選択のヒント

シングルクラウドに存在する幾つかの課題は「マルチクラウド」の採用で解消できるという考え方がある。本当にそうなのか。マルチクラウドが自社に適しているかどうかを見てみよう。

2020年04月28日 05時00分 公開
[Dave ShacklefordTechTarget]

 企業がクラウドの導入を進める際、単一のクラウドベンダーのサービスを導入する「シングルクラウド」から始めることは珍しくない。シングルクラウドには以下に挙げる複数の制限がある。

  • ダウンタイム
    • クラウドベンダーで大きな障害が発生すると、ネットワークとサーバをダウンさせる単一障害点になる可能性がある
  • セキュリティとプライバシー
    • どのクラウドサービスでも、セキュリティとデータのプライバシーに関する懸念が存在する。ベンダーがデータ暗号化と内部統制を実施しているかどうか確認すべきだ
  • 脆弱(ぜいじゃく)性
    • シングルクラウドにおいて脆弱性が存在すると、クラウドにある全てのシステムやデータが影響を受ける可能性がある
  • 制御性や柔軟性を考慮した設計の制限
  • 一度に利用できるリソースの制限
  • ベンダーロックイン

 これらの問題に対する懸念があるため、企業の間では複数の異なるクラウドベンダーを同時に利用する「マルチクラウド」を採用する傾向が強くなっている。マルチクラウドに移行する場合、セキュリティ戦略はどうすればよいのだろうか。

 単一のクラウドベンダーに多額の投資をすることで企業が直面する問題の一つは、ベンダーロックインだ。クラウドサービス固有のセキュリティ機能を重用し過ぎると、マルチクラウドに移行する際に大きな制限が生じる可能性がある。異なるクラウド間で同一のアクセス制御が必要になる場合があるためだ。

 マルチクラウドのセキュリティ戦略を立てるには、以下の4つのポイントを考慮するとよい。

マルチクラウドで考慮すべき4つのポイント

ITmedia マーケティング新着記事

news172.png

WACULが「AIアナリストSEO」を大幅刷新 コンテンツ作成×外部対策×内部対策×CVR改善をワンストップで支援
月額30万円でAI技術を活用したコンテンツ制作、約4万サイトの支援データ、熟練コンサルタ...

news150.jpg

SFAツール「Kairos3 Sales」にモバイルアプリ版 訪問営業の生産性向上へ
モバイルアプリ上で、リアルタイムで営業活動の確認・記録が可能になる。

news026.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2024年7月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。