サイバー犯罪者にとって「クラウドかオンプレミスか」よりも重要なこととは?“正義のハッカー”に聞くリスクと対策【前編】

システムがクラウドサービスで稼働しているのか、オンプレミスのインフラで稼働しているのかを認識することはIT部門にとって重要だが、攻撃者にとっては必ずしもそうではないという。それはなぜなのか。

2020年06月26日 05時00分 公開
[大久保 心織TechTargetジャパン]

 「自社でハードウェアを調達・運用しなくてよい」「スケーリングが容易」などのメリットを期待し、クラウドサービスを導入する企業が少なくない。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に流行してからは、クラウドサービスは在宅勤務などのテレワークを整える手段としても脚光を浴びている。

 他方で「機密情報を外部サーバに保管することに不安を感じる」といったセキュリティに対する懸念が、企業のクラウドサービス活用を阻んでいることも事実だ。期待した効果が得られず、いったんクラウドサービスに移行したシステムをオンプレミスに戻す「脱クラウド」「オンプレミス回帰」の選択を取る企業もある。

 システムが変われば、企業はそれに応じてセキュリティ対策を導入する必要がある――と考えるのが“常識”だ。だが攻撃者にとっては「システムがクラウドサービスで稼働しているのか、オンプレミスのインフラで稼働しているのかは重要ではない」と言い切るのは、日立ソリューションズでホワイトハッカーとして活動する米光一也氏だ。それはどういうことなのか。以下でその真意と、変化を狙った攻撃から企業ITを守るための対策を紹介する。

「攻撃者にとってクラウドかオンプレミスかは重要ではない」の真意

ITmedia マーケティング新着記事

news075.png

Z世代の告白手段は「直接」が大多数 理由は?
好きな人に思いを伝える手段として最も多く選ばれるのは「直接」。理由として多くの人は...

news100.jpg

日本はなぜ「世界の旅行者が再訪したい国・地域」のトップになったのか 5つの視点で理由を解き明かす
電通は独自調査で、日本が「観光目的で再訪したい国・地域」のトップとなった要因を「期...

news023.jpg

誰も見ていないテレビ番組にお金を払って露出する意味はあるのか?
無名のわが社でもお金を出せばテレビに出してもらえる? 今回は、広報担当者を惑わせる...