クラウドサービスを安全に使うためのセキュリティ製品とは?“正義のハッカー”に聞くリスクと対策【後編】

攻撃者はオンプレミスからクラウドサービスへの移行など、システムが脆弱な状態になりがちな変化のタイミングを狙っている。対策として、どのようなセキュリティ製品を導入するべきなのか。

2020年07月02日 05時00分 公開
[大久保 心織TechTargetジャパン]

 管理対象のシステムがオンプレミスのインフラにあるか、クラウドサービスにあるかという違いは、IT部門にとっては管理方法の違いにつながるため重要だ。一方攻撃者にとって、それ以上に重要なのは「システムが移行段階にあることだ」と、日立ソリューションズでホワイトハッカーとして活動する米光一也氏は指摘する。その理由は前編「サイバー犯罪者にとって『クラウドかオンプレミスか』よりも重要なこととは?」で、具体的な脅威は中編「ハッカーが明かす『クラウドサービス』に潜む“2つの危険”」で紹介した通りだ。

 企業がオンプレミスのインフラからクラウドサービスへシステムを移行する際には、クラウドサービスに特化したセキュリティ製品も併せて導入する必要がある。具体的には以下のセキュリティ製品が活用できる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news064.jpg

いよいよ米国で禁止へ 「トランプ大統領」がTikTokを救う可能性は……?
ドナルド・トランプ氏は2024年の米大統領選挙で当選後、TikTok売却法案について方針を明...

news078.jpg

「プロダクトレッドグロース」が非SaaS企業にも重要である理由とは?
製品・サービスそのものが成長を促すプロダクトレッドグロース(PLG)が注目されている。...

news113.jpg

インフルエンサーをAIが淘汰? BoseのCMOが語るこれからのブランド戦略
Bose初のグローバルマーケティング責任者であるジム・モリカ氏が、感情に訴えるマーケテ...