“役立たずのWindows Defender”が「Microsoft Defenderウイルス対策」になって大人気の謎使える「Microsoft Defenderウイルス対策」の6大機能【前編】

Microsoftは「Windows」の無料セキュリティツール「Microsoft Defenderウイルス対策」の機能強化に注力し、前身の「Windows Defender」が受けてきた“悪評”を拭い去ってきた。変化の歴史を振り返る。

2022年05月26日 05時00分 公開

 「Microsoft Defenderウイルス対策」(Microsoft Defender Antivirus)はクライアントOSの「Windows 10」「Windows 11」が搭載するマルウェア対策機能だ。サーバOS「Windows Server」の一部バージョンも、Microsoft Defenderウイルス対策を搭載する。

 そもそもMicrosoft Defenderウイルス対策にはどのような機能があるのか。Microsoft Defenderウイルス対策の理解を深め、使いこなすためのヒントを探る。

“使えないWindows Defender”は昔話に 評価激変の裏側

 MicrosoftがMicrosoft Defenderウイルス対策の前身に当たるスパイウェア対策ソフトウェア「Windows Defender」の正式版を提供開始したのは、2006年のことだ。当初、企業のIT管理者は、Windows Defenderの機能に疑いの目を向けていた。サードパーティーベンダーの有料のセキュリティ製品と比べ、無料で使えるWindows Defenderは保護力が不十分だとみていたからだ。

 スパイウェアやランサムウェア(身代金要求型マルウェア)といった各種マルウェアに対抗するための機能を充実させるべく、MicrosoftはWindows DefenderおよびMicrosoft Defenderウイルス対策のブラッシュアップに取り組んできた。こうした取り組みを経て、Microsoft Defenderウイルス対策はIT管理者からの支持を得るようになった。

 MicrosoftはMicrosoft Defenderウイルス対策をWindowsに組み込んでいる。ユーザー企業は別途セキュリティソフトウェアを導入したり、保守したりする必要がない。Microsoft Defenderウイルス対策はWindowsデバイスでマルウェアを検知し、感染防止策を実施する。機械学習(ML)の他、攻撃者の行動を想定して侵入を防ぐ「ヒューリスティック手法」を使い、新しい脅威をいち早く見つけられるようにしている。

 疑わしいファイルからマルウェアを検出すると、Microsoft Defenderウイルス対策は即座にそのマルウェアの動作をブロックする。不要だと考えられるアプリケーションや、自動起動に必要なファイルシステムやレジストリキーの不自然な変更を検出、ブロックする機能も備えている。

 Microsoft Defenderウイルス対策は、デバイスの修復前に復元ポイント(システムを復元するためのバックアップ)を作成するかどうかといった、さまざまな設定ができる。デバイスのセキュリティに関する通知を送信することも可能だ。


 中編は、Microsoft Defenderウイルス対策の主な6つの機能のうち、1つ目から3つ目を紹介する。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news076.jpg

オラクルが広告事業から撤退へ ポストCookie時代の業界地図は変わるか?
Oracleは「Responsys」「Moat」「BlueKai」などの買収を重ねて広告部門を構築してきた。...

news068.jpg

琉球泡盛「残波」「海乃邦」の海外展開を例に考える日本のブランドが持つべき視点
日本のブランドが海外展開で持つべき視点とはどのようなものか。2024年4月にI&CO APAC代...

news131.jpg

メッシやベリンガム、ヴィルツも登場 アディダスが世界で展開する豪華過ぎるサッカー推しキャンペーンの中身
Adidasが夏のサッカーシーズンに向けて新キャンペーンを世界各地で展開する。デビッド・...