導入事例:「CTI/ヘルプデスク」活用法をユーザーに聞く

ユーザー企業のIT担当者を対象に、IT製品/サービスの導入・購買に役立つ情報を提供する無料の会員制メディア「TechTargetジャパン」。このコンテンツでは、事例に関する事例の記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください(リンク先のページはPR記事を含みます)。

社内サポートを超えたサービス管理デスク

 会社が立ち上げるデジタルサービスはますます増え、そうしたサービスが従来型のITにのし掛かっている。ITサポートは顧客の要求を満たすため、これまで以上に迅速な行動が求められている。(続きはページの末尾にあります)

CTI/ヘルプデスク関連の事例

「サンタは今どこ」にどう答える? サンタ追跡「NORAD Tracks Santa」の裏側

世界中の子どもからの「サンタは今どこにいるのか」の問いに答える「NORAD Tracks Santa」。どのような仕組みでサンタを追跡し、問い合わせに対処しているのか。コロナ禍での実現に向けた取り組みとは。

(2022/2/6)

本当に頼りになるヘルプデスクの作り方

ユーザーが理想とするのは問題に突き当たって助けを求める場合、すぐ仕事に戻れるよう効率的なサービスを提供するヘルプデスクだ。その実現のためにはヘルプデスク担当者だけではなくIT部門の活躍が必須となる。

(2017/10/19)

クラウド移行を拒否するITスタッフを抱えたリーダーの奮戦記

各国に分散した拠点間コラボレーションのため、ITインフラの刷新を進める英City & Guildsのターフリー氏。しかし、彼の部下たちはクラウド移行に反対。ターフリー氏はどうしたのか?

(2015/8/25)

CERNがビデオ会議システムを全面移行、科学者の反応は?

1990年代に独自のビデオ会議システムを開発したCERNが、システムを全面リプレース。厳しい要求を満たし世界中の科学者から好評を博したビデオ会議ソリューションとは?

(2014/2/18)

「ITILはIT以外にも使える」──CERN(欧州原子核研究機構)のITIL応用事例

サービスカタログの作成や利用者視点での機能変更など、ITILをIT以外の分野にも応用するCERNの支援業務責任者の取り組みを紹介する。

(2013/7/29)

広島銀行がISIDのコンタクトセンターを採用、全面稼働へ

ISIDは、金融機関向けソリューション「ダイレクトマーケティングセンター」が広島銀行で全面稼働したことを発表。顧客接点と営業所支援を強化する。

(2010/7/5)

アスペクト、コンタクトセンター向けUC製品などをメキシコのBanco Wal-Martに納入

アスペクトのStreamlined Collectionsなどを導入することで、回収業務の生産性を150%、音声セルフサービスの活用率を50%向上、個人認証番号(PIN)のリプレース処理コストを10万ドル削減したという。

(2010/3/24)

日本アバイア、オペレーター業務を可視化するマルチメディア対応ソフトフォンを提供開始

日本アバイアはコンタクトセンター向けソフトフォン「Avaya one-X Agent」を発表した。オペレータ業務を効率化するほか、他者や管理者の作業状況を確認できるなど、業務を可視化する。

(2010/3/16)

オペレーターの在宅勤務でコールセンターのグリーン化を推進

近年、コールセンターインフラのベンダーは、オペレーターの在宅勤務のメリットとして環境保護を説くようになっている。

(2008/11/10)

「ユーザーサポート代行します」――日立電サが社内ヘルプデスクの新サービス

これまで提供してきたIT機器運用・管理サービスに加え、ユーザーサポート業務を機器1台当たり400円で支援・代行するサービスを提供開始。自社内に情報システム部門を持たない中小規模の顧客がターゲット。

(2008/8/8)

【Q&A】コールセンター担当者に商品売り込みをさせるには

テクニカルサポートのために採用したコールセンターの担当者に商品売り込みを担ってもらうためには、どのような動機付けが効果的だろうか。

(2008/4/2)

【Q&A】ヘルプデスクの平均処理時間を短縮するには

コールセンターとヘルプデスクが分業している場合、両者のコミュニケーションプロセスを合理化し、ヘルプデスクの平均処理時間を短縮するにはどうしたらいいだろうか。

(2008/2/18)

ネクスウェイとドリーム・アーツ、多店舗運営を支援する「店舗matic」をSaaSで提供

ネクスウェイが営業・販売、ドリーム・アーツがソフトウェア開発を行う「店舗matic」の販売を開始。ネットワークインフラはインターネットイニシアティブが提供

(2008/1/22)

顧客とのコミュニケーションはファーストクラスで

顧客とのコミュニケーションは単純なことだが簡単ではない。迷ったらコミュニケーションの量を減らすよりも増やすことだ。

(2007/6/28)

自動応答にはうんざり――必ず人間が応対するコールセンター

社員数80人のデータ復旧サービス会社ドライブセーバーズでは、せっぱつまって電話してくる顧客のために、必ず人間が応答することにしている。こうした動きは一部の中小規模の企業でも見られ、ITベンダーもそのニーズに応えようとしている。

(2006/10/31)

コンタクトセンターで採用が進む音声技術

コンタクトセンターのアウトソーシング偏重が見直されつつある今日、顧客体験を改善し、コスト削減も見込める音声技術の導入に注目が集まっている。

(2006/9/26)

セルフサービス検索導入で顧客満足度もアップ

コールセンターのコスト削減のために導入した自然言語による検索ツールは、顧客からも肯定的な評価を受けている。

(2006/7/20)

顧客の気持ちがすぐ分かる──音声分析ソフトを活用するコールセンター

顧客からの電話を年間約400万件処理している保険機関のWPSでは、音声認識ソフトを利用して、「困った」や「キャンセル」など、顧客がトラブルを経験したことを示唆する言葉が通話中に出てこないかどうかをチェックしている。

(2006/3/27)

サービス管理デスク/ヘルプデスクの基本

 ITサービスマネジメント(ITSM)戦略は、ITインフラストラクチャライブラリ(ITIL)フレームワークの枠内にある。そのため、私物端末を使う従業員が増え、ソフトウェアがマイクロサービスやクラウドサービス、DevOpsで開発される現代においてはある程度の制約を受ける 。

 従来のようなスキルに加えて、「ソリューションインテグレーター」やコミュニケーション能力の高い人材が必要になった。事業の商業的側面を深く理解していて、適応力に優れ、環境の進化の速さを予測できる人材が求められている。

ビジネスに沿わせたサービスデリバリー

 ITILとサービスデリバリーはCIO(最高情報責任者)が遂行する。IT部門は自らを再編し、計画を立てて実行することに専念する働き方から離れて、ITサービスをビジネスパートナーへと拡張しなければならない。

 ITサービスマネジメントは現代のビジネス需要に歩調を合わせることができないという点で、業界専門家の見方はおおむね一致している。ITはかつて着実なペースで管理され、進歩してきた。だがそのペースが速まっている。

 ユーザーはIT部門が問題を解決してくれることを期待している。ユーザーの気に入るような答えが出せなければ、そのユーザーはIT部門の価値を否定して、シャドーITを勢いづかせることになる。

サービスの改善をモニターする

 品質保証チーム、テスター、開発者は、コードのバグに対処するためのツールを一通り持っている。だがバグ修正は、普通はITSMプロセスに含まれていない。

 サービスが本番リリースされたら、どのような現象であれ、ITSMツールにインシデントとして記録する。もし繰り返されるようであれば問題として記録しなければならない。インシデント発生時の状況も、自動的にバグ特定システムにログを記録する。アプリケーション開発者が運用のプロフェッショナルから正式に通告されるのを待つことなく、簡単にそのバグを把握して修正できるようにする必要がある。

ITSMの進化

 かつてのITヘルプデスクは、デスクトップPC、サーバ、ユーザー設定など既知の資産に対応していた。ITサービス管理デスクは電話を受けた時点で、問題が発生している環境を把握できていた。だが英IT Service Management Forum(itSMF)も認める通り、今ではあまりに多くのデバイスが存在していて、それほどの確かさはなくなった。IT環境を管理統制しようとしてきた組織は、あらゆる種類のデバイスのサポートを提供できる態勢が必要になった。

 だが、明らかにそれは非現実的であり、再考の必要がある。ソフトウェアについても同じだ。導入されている全てのアプリケーション設定についてログを記録する管理システムの概念は、ペースの速い持続的開発とアジャイルプロジェクト管理の世界においては時代遅れに見える。ハイブリッドクラウドアプリケーションやマイクロサービスの利用により、ITインフラの管理はかつてに比べて難しくなった。

 会社のデジタル化が進み、新しいビジネスプロジェクトを促進するためにITサービスを利用し始める中で、CIOはITサービスの運用コストについての判断を迫られている。