Amazonは、「Amazon Web Services」(AWS)を「Amazon.com」と同じくらい簡単に使えるようにすることを目指しているが、多くの企業は依然として「どこから始めたらいいのか」という基本的な問題に頭を悩ませている。
「多くの『Amazon Web Services』(AWS)プライベートクラウド利用者は、『Amazon Virtual Private Cloud』(VPC)にサインアップするところから始めている」と米Amazon Web Servicesの主任プロダクトマネジャー、ポール・ダフィー氏は話す。「オンプレミスから拡張したいときはそこが出発点になる」という。VPCを利用すると、AWS内に定義された論理的に分離されているネットワークを作成できる。この新しいネットワークは、利用者の既存資産に統合でき、企業で現在使用しているのと同じIPアドレスや、同じまたは同等のネットワークアクセスコントロール(ファイアウォールなど)を通ってアクセスできる。
VPCを利用すると、オンプレミスのリソースに接続するサブネットや、AWSで管理されるVPN(Virtual Private Network)を使用するサブネットを作成できる、とダフィー氏は話す。「VPNゲートウェイを記述すれば、そこで(新しいAWSサブネットを)通常のネットワークの延長のように使える」。また、VPC内にはWindowsサーバやLinuxサーバも展開でき、「基本的にオンプレミスの場合と同じように統合できる」という。
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