米TechTargetの2014年デスクトップ関連記事ランキング
「Surface Pro」か「Windows 10」か、読者が最も熱中した話題は?
「Windows」と「Office」にさまざまな動きがあった2014年、米TechTargetで最も読まれたデスクトップ関連の記事は米Microsoftに関するニュースがほとんどを占めた。上位の記事を紹介する。
米TechTargetが2014年に取り上げた米Microsoft関連の記事は以前からの読者にはなじみのある内容だ。クライアントPCなど企業のエンドポイントデバイスは、2014年も引き続き、新型OSへのいや応なしのアップグレードを迫られた。「Windows XP」が依然として企業市場で全体の4分の1近くのシェアを占める中、IT管理者は「Windows 7」(Windows 7自体もサポート終了が近い)か「Windows 8.1」、あるいは「Windows 10」を待つかの選択に直面した。
2014年に米TechTargetに掲載されたデスクトップ関連記事のトップ10を以下で紹介する。皆さんは、2014年のデスクトップ関連の最大のニュースは何だとお考えだろう。そして、2015年にはどのような記事をお望みだろうか。
1位.Surface Pro 3の導入が進み、Surface RTの存在感が低下
Microsoftの新型Windowsタブレット「Surface Pro 3」の大型化した画面や最新のアプリに魅力を感じ、米Coca-Colaや独BMWといった企業は早くもSurface Pro 3の導入を決めている。Windows RT搭載タブレット「Surface RT」もまだ使われてはいるが、その今後は不透明だ(参考記事:不遇のOS「Windows RT」、盛り返しの鍵は“Surface Mini”とユニバーサルアプリ)。
2位.Windows 7のメインストリームサポートが終了間近
Windows XPのサポート終了への対応がようやく一息ついたところだが、MicrosoftはWindows 7のメインストリームサポートを2015年1月13日に終了する。Windows 7は安定したOSとして人気が高く、多くのIT担当者はWindows 8.1への移行に消極的だ。一部では、Windows 10を待つという声も上がっている(参考記事:実は終了間近の「Windows 7」のメインストリームサポート、今からできることは?)。
3位.ユニバーサルアプリがWindows 8とWindows Phone 8.1への関心を喚起
ノートPCやタブレット、スマートフォンなど、あらゆるWindows 8デバイスで実行可能な「ユニバーサルアプリ」は開発者にチャンスを提供し、企業にWindows 8の見直しを促す効果も期待できる(参考記事:「Windows 9」へつながるMS「ユニバーサルアプリ」の深い狙い)。
4位.SMB向けのOffice 365のサブスクリプションプランが変更
Microsoftは中堅・中小企業(SMB)向けの「Office 365」の料金プランの改定を発表した。Microsoftの狙いはライセンス体系の簡素化と同製品の再ブランド化にある。この改定は販売パートナーにも影響を及ぼすことになる(参考記事:「Office 365」価格のからくり、値上げを避けるには?)。
5位.企業でのWindows 8.1の導入が進まない中、Windows 10の開発は進行中
Windows 8から幾つか変更が加えられたWindows 8.1だが、その導入ペースは鈍い。Microsoftが開発中のWindows 10(業界観測筋は「Windows 9」という名称を予想していた)は果たして、好スタートを切ることができるだろうか(参考記事:XPユーザーの選ぶ「Windows 7移行、Windows 9待ち」が現実的な理由)。
6位.分社化したHPの新たな照準はPCの購入者にはプラスに作用
こちらはMicrosoft以外のニュース。Hewlett-Packard(HP)がPCとプリンタの販売を手掛けるHP Inc.と、サービス、ソフトウェア、クラウドに注力するHewlett-Packard Enterpriseに分社化された。今後HPはモバイル市場への対応を急ぐ必要があり、企業のPC購入者にこの分社化の影響がすぐに及ぶことはなさそうだ(参考記事:HPが2社に分割、歓迎する人と心配する人のそれぞれの理由)。
7位.Windows XPからの脱却は移行ツールの利用で負担を軽減
IT管理者にとっては当然、レガシーデータやレガシーアプリケーションをどのようにWindows XPから移行するかが気掛かりのはずだ。幸い、ブラウザ管理やWebベースのデータ向けのツールが各種提供されている(参考記事:待ったなしのWindows XP移行、支援ツールで簡単に済ますには?)。
8位.Windows Enterpriseの単体のアップグレードオプションは顧客よりもMicrosoftのため?
Microsoftは新たなアップグレードオプションとして、「Windows Enterprise」エディションのライセンスを単体で購入できるようにし、同社のライセンス体系はさらに複雑さを増した。この選択肢については、「ユーザーをWindows 8にアップグレードさせるための策にすぎない」と慎重な見方を示す専門家もいる(参考記事:複雑なWindows 8ライセンスに込められたMicrosoftの狙いとは?)。
9位.2年ごとのPCの買い替えはコスト削減につながるか
従来、企業がPCを買い替えるサイクルは3~4年が妥当とされてきた。だが、パワーユーザーを抱える企業にとっては、もっと短期の買い替えサイクルが生産性向上につながる場合もある(参考記事:「PCは2年ごとに買い換えるべき」説を喜ぶ人と不満な人)。
10位.Windows XPのサポート終了でIT部門は移行方法の選択に直面
MicrosoftがWindows XPの公式サポートを終了したことで、企業のIT部門は従来通りにOSをアップグレードするか、仮想デスクトップインフラ(VDI)を導入するか、DaaS(Desktop as a Service)やクラウドベースのデスクトップに移行するかの選択を迫られた。どの選択肢にもそれぞれメリットがある。いまだにWindows XPを使っている企業はセキュリティ上のリスクを理解すべきだ(参考記事:“PC刷新でWindows XP移行”はもう古い 多様化する移行方法)。
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