2016年10月07日 09時00分 UPDATE
特集/連載

大原雄介の「最新ネットワークキーワード」【第5回】無線LAN規格「802.11ac Wave 2」編──MU-MIMOとビームフォーミングを理解する (1/2)

この連載は「いきなりIT部門に転属したら用語が全然分からん!」という担当者を救済するネットワーク入門企画だ。今回はWave 1とWave 2の比較からWave 2で注目したい新機能の“メリット”を解説する。

[大原雄介,著]

 実を言うと「IEEE 802.11ac」という規格は2種類ある。正確に言えば、IEEE 802.11acそのものは1つ(2013年に標準化が完了したIEEE 802.11ac-2013)だが、このインプリメント(実装要件)が2種類存在する。

 ここで絡んでくるのが、無線LANの普及や相互接続性のテストなどを手掛ける業界標準団体「Wi-Fi Alliance」だ。Wi-Fi AllianceはIEEE 802.11acに関しても、認証プログラムの「Wi-Fi CERTIFIED ac」を実施している。「IEEE 802.11ac準拠」をうたう製品は、この規格の標準化が完了する前から存在しており、こうした製品は同規格の正式版で定めている「全てのスペック」を満たしているわけではなかった。そこでWi-Fi AllianceはWi-Fi CERTIFIED acについて、「802.11ac Wave 1」と「802.11ac Wave 2」という2段階の認証をとることにした。

 Wave 1はIEEE 802.11acのスペックの一部を満たしたもの、Wave 2がフルスペックという扱いになる。このあたりの話は「第2世代ギガビット無線LAN、登場前に準備しておくべきこと」でも説明している通りだ。

 そもそもIEEE 802.11acはどんな内容で、そしてWave 1とWave 2でどんな違いがあるかを確認してみよう。

       1|2 次のページへ

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news085.jpg

位置情報広告のジオロジック、LINE Venturesなどから総額1億円を調達
ジオロジックは、ジェネシア・ベンチャーズ、LINE Ventures、東急エージェンシーを引受先...

news065.jpg

LINE、サイバーエージェント子会社とチャットに特化した次世代型カスタマーサポート推進で協業
LINEは、サイバーエージェントの連結子会社であるAIメッセンジャーと共同で、チャットに...

news021.jpg

「NPS」の効果を実感、導入企業の8割――IMJ調査
アイ・エム・ジェイ(IMJ)は、「日本企業におけるNPS導入の実態把握調査」の結果を発表...