ユニファイドコミュニケーション(UC)は、音声通話やWeb会議、インスタントメッセージ、コンテンツ共有など、複数のコミュニケーションツールを単一のユーザーインタフェースで利用可能にするシステムを指す。PCやタブレット、スマートフォンなど、どのような端末を使っていても、エンドユーザーは複数の手段で他のエンドユーザーとコミュニケーションが取れるようになる。(続きはページの末尾にあります)
複数ある「Microsoft 365」のどのプランに「Microsoft Teams」の機能が含まれているのか。プランによって使えるTeamsの機能の違いとは。一見分かりにくいこれらの基礎事項を簡単に整理する。
Web会議ツール「Zoom」「Teams」「Webex」のどれを使うかを決める際、利用料金は重要な選定ポイントにはならないと専門家は指摘する。何を基準に選べばよいのか。
サブスクリプション形式の2大オフィススイート「Microsoft 365」と「G Suite」のどちらを導入すべきか。判断する際の材料はさまざまだ。まずはコミュニケーションツールを比較する。
英国の原子力公社UKAEAはハイブリッドワークの採用に伴い、ユニファイドコミュニケーション(UC)ツールを刷新した。どのようなメリットを得たのか。
英国の原子力公社UKAEAは、ハイブリッドワークに切り替えると同時に、社内のコミュニケーション手段を変えた。ユニファイドコミュニケーション(UC)ツールにどのような機能を求めたのか。
テレワーク中の電話応対のしにくさに不満を募らせた法律事務所。同事務所の救世主となったのが「UCaaS」だ。どのような成果があったのか。
COVID-19の感染拡大を機に、企業のオフィスの役割は変化している。ハイブリッドワーク中のコミュニケーションを促進するために、オフィス設備を刷新したUCCグループの取り組みを基に、新しい会議室の在り方を考える。
Zoom Video Communications、RingCentral、Blue Jeans Networkはそれぞれ、「バーチャルホワイトボード」ツールを充実させたり、既存製品に機能として追加したりしている。各社の主なツールや機能を整理しよう。
テレワークが定着した企業におけるCOVID-19のパンデミック後の働き方について、新たな選択肢として注目すべきなのが「ハイブリッドワーク」だ。実現の鍵はどこにあるのか。エキスパートが語る。
ポッドキャストに視覚的な要素を加えた「ビデオポッドキャスト」は、企業のマーケティング活動にも活用することが可能だ。ビデオポッドキャスト用の動画制作の基本を紹介する。
「ポッドキャストの動画版」である「ビデオポッドキャスト」は、視聴者や配信者という個人の視点だけではなく、企業のような組織の視点でも役立つ。それぞれにどのようなメリットをもたらすのかを解説する。
「ビデオポッドキャスト」は、ポッドキャストに動画の要素を加えたものだ。ただしビデオポッドキャストとポッドキャストの違いはそれだけではない。両者の共通点と異なる点を整理する。
ハイブリッドワークは一見すると自由な働き方だが、従業員は自身の意思に反して“ある選択”をせざるを得ない状況に陥っていることもある。真に自由な働き方には何が必要なのか。
テレワークではコラボレーションツールの活用が欠かせない。しかしコラボレーションツールを導入するだけではさまざまな問題が発生する可能性がある。その5大要因とは。
会議室の参加者とリモートでの参加者が混在する「ハイブリッド会議」では、参加者の表情やしぐさを捉えにくくなりがちだ。そうした状況が、会議参加者のそれぞれにある問題を引き起こす可能性がある。
身元調査は企業にも従業員にも一定のリスクがある。それでも採用後の身元調査を継続する企業が少なからず存在する。Honk Technologiesの取り組みを見ていこう。
ハイブリッドワークへの移行により、コラボレーションツールやWeb会議ツールの利用が広がった。これらの分野で新たに浮上しつつあるトレンドとは。
企業がハイブリッドワークへの移行を進める中、IT意思決定者はコミュニケーションやコラボレーションのツールを重要だと見なすようになった。IT意思決定者にとっての優先課題は、どう変わりつつあるのか。
オフィスワークとテレワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」への移行に当たり、企業のIT部門が直面する課題とは何か。
UCシステムを利用すれば、Voice over IP(VoIP)やWeb会議などの機能を利用したリアルタイムコミュニケーションと、チャットやメールといった非同期コミュニケーションの両方を1つのシステムでできるようになる。例えばUCシステムのビジネスチャットツールで会話を始めたユーザーは、ワンクリックでその会話を同じUCシステムのWeb会議ツールに切り替えることができる。その際に、Web会議専用のアプリケーションを別途立ち上げる必要はない。
プロジェクト管理ツールなど他のアプリケーションとの連携ができるUCシステムもある。UCシステムと他のアプリケーションとの連携により、データやリソースの一元管理やワークフローの自動化が可能になる。
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)は、UCシステムの普及を加速させた。テレワークの実現を目的に、企業の間でUCシステムの採用が進んだ。
WebブラウザでのUCシステム利用が可能に
UCシステムでは一般的に、エンドユーザー同士が同じUCシステムを利用することが前提となる。異なるベンダーのUCシステム間の相互運用性は、UCシステムの課題として残っている。ただしベンダー同士の協業や共通プロトコルの採用、API(アプリケーションプログラミングインタフェース)の公開によって、その課題は部分的に緩和されている。
Webブラウザでリアルタイムのデータ転送を可能にする技術「WebRTC」は、WebブラウザでUCシステムを利用可能にするための重要な技術だ。WebRTCによって、エンドユーザーはダウンロードして使うスタンドアロンアプリケーションとしてではなく、Googleの「Chrome」やMicrosoftの「Microsoft Edge」といったWebブラウザでUCシステムを利用できるようになる。
コミュニケーションやコラボレーションのツールは以前からさまざまな形で存在していたが、新型コロナウイルスの流行によって急激に普及した。
デメリットもある。そのほとんどは技術よりも個人の感覚に関連している。最大級の問題は潜在的な燃え尽きだった。もう一つの問題は、同僚と日常的に交わすちょっとしたやりとりがリモート環境では発生しないことに関係している。そうした交流は社会的に大切なだけではない。人々に重要な休憩時間を提供し、脳が情報を吸収して確定する時間を与え、それによって疲労を防いでいる。
「Zoom疲れ」という課題もある。エンドレスなビデオ会議のために、1日の仕事が終わる頃には普段以上の疲れを感じる現象だ。こうした状況への対応として「チーム間のコミュニケーションを効率的かつ計画的に行い、メッセージの飽和状態を防ぐ」ことが重要だ。「Trello」のようなプロジェクト管理ツールや社内チャット機能など、オンラインの一元化されたシステムを使って、従業員がささいなことを確認したいときに参照できる場所を与え、不必要な通話を避ける必要がある。何よりも大切なのは、用途に適切なコミュニケーションツールやコラボレーションツールを確実に提供することだ。
Zoomがビデオ会議や音声会議にフォーカスしているのに対し、Microsoft Teamsは社内のファイルにアクセスしたり継続的なチャットをしたりするためのツールであり、この2つは大きく異なる。誰もが話題にしているからというだけの理由でツールを提供するのではなく、自分が実際に直面している問題を解決するためのツールを使わなければならない。