ユニファイドコミュニケーション(UC)は、音声通話やWeb会議、インスタントメッセージ、コンテンツ共有など、複数のコミュニケーションツールを単一のユーザーインタフェースで利用可能にするシステムを指す。PCやタブレット、スマートフォンなど、どのような端末を使っていても、エンドユーザーは複数の手段で他のエンドユーザーとコミュニケーションが取れるようになる。(続きはページの末尾にあります)
複数ある「Microsoft 365」のどのプランに「Microsoft Teams」の機能が含まれているのか。プランによって使えるTeamsの機能の違いとは。一見分かりにくいこれらの基礎事項を簡単に整理する。
Web会議ツール「Zoom」「Teams」「Webex」のどれを使うかを決める際、利用料金は重要な選定ポイントにはならないと専門家は指摘する。何を基準に選べばよいのか。
サブスクリプション形式の2大オフィススイート「Microsoft 365」と「G Suite」のどちらを導入すべきか。判断する際の材料はさまざまだ。まずはコミュニケーションツールを比較する。
「5G」は「ユニファイドコミュニケーション」(UC)のユーザー企業にどのような価値をもたらすのか。「4G」「LTE」との比較を交えて解説する。
Office 365とG Suiteを中心とした生産性ツール市場をGartnerが分析。今後の市場動向と、MicrosoftとGoogleが取るであろう戦略を語った。
UCaaSの新規導入あるいは旧来のUCからの移行に際してまずやるべきことは、UCaaSの3つの導入形態を選択することだ。「こんなはずではなかった」を防ぐには、それぞれの長所と短所を理解する必要がある。
従業員エンゲージメント活動を繰り返してもうまくいかなかった組織が、「Workplace by Facebook」導入に成功した理由とは何か。
チームコラボレーションツールを導入する方法は、ユニファイドコミュニケーション(UC)の戦略とユーザーのニーズによって異なる。導入にはどういう選択肢があり、どういうメリットとデメリットがあるだろうか。
Microsoftの「Microsoft Teams」とCisco Systemsの「Cisco Webex Teams」。2つのチームコラボレーションプラットフォームがある。自社に最適なのはどちらだろう。専門家が両製品を分析する。
Microsoftは、クラウドベースのIPコミュニケーションソフトウェアに移行する足掛かりとなる、クラウドとオンプレミス環境両方で利用できるビジネス向けSkypeの開発を進めている。
「WhatsApp」のビジネスメッセージングが、コンタクトセンター市場に参入しようとしている。先行するAppleの「Business Chat」をはじめ、消費者が企業と直接やりとりできるメッセージングツールが次々登場している。
「Slack」「Microsoft Teams」がビジネスツールとの連携を加速させる中、Facebookは「Workplace by Facebook」に同じ道を歩ませようとしている。それはユーザー側が本当に求めていることなのか。
チームコラボレーション管理は、組織が複数のアプリを展開していると困難になる場合がある。だが、5つのステップを踏むことで、組織全体にわたってチームコラボレーションをより良く管理できる。
GoogleはWeb会議プラットフォーム「ハングアウトMeet」で、Microsoftの「Skype for Business」や、Cisco、Polycomのビデオ会議システムとの相互運用を可能にする。この対応は企業ユーザーの支持を集めそうだ。
チームコラボレーションソフトウェアを検討する場合、その導入はIT部門と事業部門のどちらが導入するのだろう。両部門の中間に位置するというのがその答えかもしれない。
社外とのコラボレーションにもチームチャットを使いたい企業が増えてきた。Microsoftはチームチャットアプリケーション「Microsoft Teams」のゲストアクセス機能を拡大し、「Slack」や「Cisco Spark」に対抗する。
英国のある労働組合は、合併を繰り返したため複数の電話システムが混在する状態にあった。Skype for Businessへの移行は困難が予想されたが、意外にもスムーズだったという。だが、問題は別にあった。
企業がチームコラボレーションツールを評価するときには、ツール導入の全プロセスを評価しなければならない。主要製品の機能を比較し、選択のポイントを解説する。
Microsoftは最近、「Skype for Business」を「Microsoft Teams」に移行する計画を発表し、話題を呼んだ。だが、コラボレーション分野ではFacebook、IBM、Zohoも、注目すべき新展開を相次いで発表している。
企業が均整の取れたコラボレーションを実現する際に役立つ「ユニファイドコミュニケーション」(UC)。その選定を進める上で重要な、核となる5つの要素を整理する。
UCシステムを利用すれば、Voice over IP(VoIP)やWeb会議などの機能を利用したリアルタイムコミュニケーションと、チャットやメールといった非同期コミュニケーションの両方を1つのシステムでできるようになる。例えばUCシステムのビジネスチャットツールで会話を始めたユーザーは、ワンクリックでその会話を同じUCシステムのWeb会議ツールに切り替えることができる。その際に、Web会議専用のアプリケーションを別途立ち上げる必要はない。
プロジェクト管理ツールなど他のアプリケーションとの連携ができるUCシステムもある。UCシステムと他のアプリケーションとの連携により、データやリソースの一元管理やワークフローの自動化が可能になる。
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)は、UCシステムの普及を加速させた。テレワークの実現を目的に、企業の間でUCシステムの採用が進んだ。
UCシステムでは一般的に、エンドユーザー同士が同じUCシステムを利用することが前提となる。異なるベンダーのUCシステム間の相互運用性は、UCシステムの課題として残っている。ただしベンダー同士の協業や共通プロトコルの採用、API(アプリケーションプログラミングインタフェース)の公開によって、その課題は部分的に緩和されている。
Webブラウザでリアルタイムのデータ転送を可能にする技術「WebRTC」は、WebブラウザでUCシステムを利用可能にするための重要な技術だ。WebRTCによって、エンドユーザーはダウンロードして使うスタンドアロンアプリケーションとしてではなく、Googleの「Chrome」やMicrosoftの「Microsoft Edge」といったWebブラウザでUCシステムを利用できるようになる。
コミュニケーションやコラボレーションのツールは以前からさまざまな形で存在していたが、新型コロナウイルスの流行によって急激に普及した。
デメリットもある。そのほとんどは技術よりも個人の感覚に関連している。最大級の問題は潜在的な燃え尽きだった。もう一つの問題は、同僚と日常的に交わすちょっとしたやりとりがリモート環境では発生しないことに関係している。そうした交流は社会的に大切なだけではない。人々に重要な休憩時間を提供し、脳が情報を吸収して確定する時間を与え、それによって疲労を防いでいる。
「Zoom疲れ」という課題もある。エンドレスなビデオ会議のために、1日の仕事が終わる頃には普段以上の疲れを感じる現象だ。こうした状況への対応として「チーム間のコミュニケーションを効率的かつ計画的に行い、メッセージの飽和状態を防ぐ」ことが重要だ。「Trello」のようなプロジェクト管理ツールや社内チャット機能など、オンラインの一元化されたシステムを使って、従業員がささいなことを確認したいときに参照できる場所を与え、不必要な通話を避ける必要がある。何よりも大切なのは、用途に適切なコミュニケーションツールやコラボレーションツールを確実に提供することだ。
Zoomがビデオ会議や音声会議にフォーカスしているのに対し、Microsoft Teamsは社内のファイルにアクセスしたり継続的なチャットをしたりするためのツールであり、この2つは大きく異なる。誰もが話題にしているからというだけの理由でツールを提供するのではなく、自分が実際に直面している問題を解決するためのツールを使わなければならない。