メインフレームは、可用性とセキュリティに強みを持つ、比較的大型のコンピュータだ。歴史的にメインフレームの用途は、複数のコンピュータでデータを並列処理する分散システムよりも、一つのコンピュータでデータを処理する集中システムが中心だった。メインフレームの用途は広がっており、IAサーバなど比較的小型のコンピュータとの境界は曖昧になりつつある。(続きはページの末尾にあります)
メインフレームには古い、高いというネガティブなイメージが付けられてきたが、最新のメインフレームには当てはまらない。再評価してみる価値はある。
時代遅れで高価で管理が難しいというイメージが定着しているメインフレームの価値を問い直す。大規模かつミッションクリティカルなシステムを運用するなら、コスト効率の高い選択肢の一つとなる。
米IBMの「Linux on System z」とLinuxサーバディストリビューション。専門家の意見を踏まえ、どちらの選択肢が自社のIT環境に合うかを判断しよう。
仮想化してもコストが下がらない。それどころかコストが増大する可能性もある。仮想化のコストに悩む企業は、以下の3つの手法を検討すべきだ。
システム導入・運用管理を効率化できるとして、ハードウェアとソフトウェアを統合した垂直統合型製品が注目を集めている。IDCジャパンの福冨里志氏の話を基に、その市場動向とユーザーの期待を俯瞰した。
国内外で注目されるタレントマネジメント製品。今後はERPベンダーによる買収などで専業ベンダーの減少が予測される。企業は今後、どう判断して製品選定をすべきか。大手7社の動向から探る。
IT部門が求められるERPコストの課題。買収を通じて事業のグローバル化を積極的に進めているJTは、基幹系システムの仮想インフラ移行やERPベンダーとの契約の見直しで大幅なコスト削減を狙っている。
レガシーシステムともいわれるオフコンを今選び、ERPを運用している企業は少なくない。各社はオフコンの何を評価したのか。事例を中心にオフコンの今を伝えるホワイトペーパーを紹介する。
製造業に強みを持つERPパッケージと統合会計パッケージが連携。共同プロモーションも開催し、海外展開を目指す製造業へ連携ソリューションを訴求する。
シマンテックは、エンドポイントセキュリティ製品の最新版について、販売パートナーらと共に中堅・中小企業向けの販売戦略などを語った。
複数のシステムを組み合わせて稼働させるERPシステムの常識が変わりつつあります。大手ベンダーは複数システムを最適な形で組み合わせた統合製品に注力しています。ERPの将来の姿を考えてみましょう。
ERPの構築モデルは複数ある。その選択は自社の今後のビジネス戦略や既存ITシステムの環境などによって左右される。考えられる3つの構築モデルを示す。
70製品以上がひしめき合う国内ERP市場。IT担当者は主要ベンダーの動向を追うだけでも大変だ。IFRS適用を見据えたIT担当者が知るべき主要ERP製品の動向と、選び方のポイントを識者に聞く。
オープンテキストはECM製品に関する戦略説明会を開催。来日したCEOのジョン・シャクルトン氏らが市場動向を踏まえた今後の企業コンテンツ管理の在り方を説いた。
韓国トゥービーソフトは1月27日、日本市場における事業戦略説明会を開催した。日立システムアンドサービスとのRIA開発プラットフォームにおける協業を発表した。
シックス・アパートは、Web管理ソフトウェア「Movable Type 5」をベースに、企業向けCMSに必要な機能を拡張した新製品「Movable Type Advanced」を発表した。
エンタープライズサーバ「AP8800」では、全52モデルで約180倍の性能幅をカバーするモデルラインアップを提供。「VOS3」基本機能を提供するソフトウェアと付加価値機能を提供するソフトウェアをセット化して提供する。
各層をまたいだアプリケーションパフォーマンス診断、Javaアプリケーションの詳細分析、OSを含めたパッチの集中管理などの新機能を搭載する。
ITRがERPベンダー41社を対象に調査。国内ERP市場規模および市場動向レポート「ITR Market View:ERP市場2008」を発売
市場に登場した当初のメインフレームは、オフィスの1部屋と同じくらいの大きさの金属製フレームに収められていた。2022年時点のメインフレームは、大型冷蔵庫とほぼ同じ大きさだ。
メインフレームが“恐竜”と呼ばれることがある理由は、その大きさだけではない。メインフレームが絶滅する可能性が指摘され続けてきたからだ。IT月刊誌『InfoWorld』の編集者であるスチュワート・アルソップ氏は1991年に、「最後のメインフレームは1996年までに引退する」と予測した。メインフレームベンダーのIBMは、2022年にも新しいメインフレーム「IBM z16」を発表している。
IBMはプロセッサをはじめ、メインフレームのハードウェアを継続的に見直している。ソフトウェアも同様だ。Webアプリケーションの実行など、メインフレームが新しい用途を担うことができるように強化を進めている。銀行や政府機関などのユーザー企業は現在も、重要な取引やデータを処理するための信頼性が高いコンピュータとして、メインフレームを利用している。