2010年06月07日 08時00分 公開
特集/連載

外資か国産か、IFRSを見据えたERP選びの鍵は「自社のIT戦略」識者が語る「ERP製品選択の目」:ガートナー ジャパン 本好宏次氏

70製品以上がひしめき合う国内ERP市場。IT担当者は主要ベンダーの動向を追うだけでも大変だ。IFRS適用を見据えたIT担当者が知るべき主要ERP製品の動向と、選び方のポイントを識者に聞く。

[垣内郁栄,TechTargetジャパン]

ビジョンは評価、実行性に注目

 最初の識者はガートナー ジャパンのアナリスト 本好宏次氏だ。本好氏は、5月中旬にドイツのフランクフルトと米国のオーランドで同時に行われたSAPの年次イベント「SAPPHIRE NOW」に参加した。SAPはこのSAPPHIRE NOWで「オンデバイス」「オンデマンド」「オンプレミス」という3つのキーワードを掲げて、特にERPのオンデマンド化を強調したという。本好氏は「このビジョンは分かりやすい」と評価。一方で、「実行性には注目する必要がある」と話す。

 SAPはオンデマンド型のERPである「SAP Business ByDesign」を2007年から展開しているが、利用が広がっているとはいえない状況だ。そもそもERPのオンデマンドでの利用自体が市場としてはまだ小さい。2010年のSAPPHIRE NOWではこのBusiness ByDesignを本格展開することが強調され、2010年7月には新バージョンをドイツ、米国、フランス、中国、インド、英国の6カ国で出すとの発表があった。本好氏は「オンデマンド型のERPを販売することができる営業担当やパートナーをどうするのか。Business ByDesignは成功体験がないのが気になる」と語る。

関連ホワイトペーパー

ERP | SAP | SaaS | 業務プロセス | 経営 | Oracle(オラクル) | IT戦略 | BPR


ITmedia マーケティング新着記事

news162.jpg

コロナ禍における「ご自愛消費」の現状――スナックミー調査
「ご自愛消費」として最も多いのは「スイーツやおやつ」で全体の68%。その他、ランチ38...

news144.jpg

正月三が日のテレビ視聴は過去10年間で最高値――ビデオリサーチ調査
正月三が日の総世帯視聴率(HUT)は過去10年で最高値となり、年末年始のテレビ視聴は例年...

news066.jpg

KOLやKOCによる口コミを創出するために必要なこと
中国向けにマーケティングを行う上で重要なのが口コミである。口コミには友人・知人間で...