コンテナは、業務をこなすために必要な最低限のリソースのみを配備したアプリケーションロジックのコンポーネントを格納する。仮想マシン(VM)と異なり、コンテナはOSを必要としない。OSリソースはAPI経由で呼び出される。(続きはページの末尾にあります)
Red Hatは検証用に「Red Hat OpenShift」の無償プランを用意している。この無償プランは、Salesforceが廃止した「Heroku」無償プランの代わりになるのか。
1つのソフトウェアに無償の「オープンソース版」と有償の「商用版」がある場合、企業はどちらを選択すべきだろうか。無償版と有償版のコンテナ管理ツール「Kubernetes」と分散ストレージツール「Ceph」をそれぞれ比較する。
クラウドベンダーは自社のクラウドサービスを開発者に試してもらうために、期間無制限で使える無料プランを用意している。OracleとAWSの無料プランの違いとは。
Kubernetesが普及するにつれ、バックアップの重要性が増している。だが、「何を」「どのように」バックアップすればいいのか。
RHEL 8.3は各種の自動化機能がさらに強化されている。RHEL 8.3の概要を簡単に紹介する。
「コンテナ」と「コンテナイメージ」は何が異なり、どのような関係にあるのか。それぞれが果たす役割は何か。「Docker」での操作や例え話を交えて説明する。
「Windows」の進化版という位置付けの「Windows 10X」は、これまでのWindowsと何が違うのか。MicrosoftはOSにどのような変化をもたらそうとしているのだろうか。
仮想マシンとコンテナの統合管理が課題になり、Kubernetesの仮想マシン対応が主戦場となりつつある。Red HatはVMwareとの競争をどう見ているのか。Red Hatの主張を紹介する。
コンテナのストレージもKubernetesで管理することが一般化してきた。まずはKubernetesにおけるコンテナストレージの仕組みを基礎から解説する。
コンテナ市場の拡大に合わせて、Red HatやDockerなどのベンダーが新たな戦略を打ち出している。サーバ仮想化製品大手のVMwareも例外ではない。それぞれどんなアプローチを取っているのか。
「オープンソースソフトウェア」(OSS)は一般的に無料でコストメリットに優れるが、採用の際には注意すべき点もある。OSSの長所と短所を正しく見極めることが、導入可否の判断に役立つ。
代表的なLinuxディストリビューションである「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)と「Ubuntu」。両者を比較する上で重要な4つのポイントのうち、残る3つのポイントを紹介しよう。
分散ストレージソフトウェア「Ceph」のパフォーマンスを高めるには、どうすればよいのか。Windows環境でCephを扱う手段とは。簡潔に紹介する。
アプリケーションと、そのアプリケーションの実行に必要な最小限のライブラリのみで構築した実行ファイルが「ユニカーネル」だ。このユニカーネルを作成できるツール「OPS」を紹介する。
コンテナ化の流れが減速する気配はない。コンテナの進化に主眼を置いたさまざまな技術、製品、ベンダーの取り組みが増え、2019年はコンテナを取り巻く環境が大きく変化する年になりそうだ。
DockerやKubernetesなど、コンテナ技術の進化に伴い、企業IT部門の仮想マシン(VM)の存在を脅かすエコシステムが台頭している。少なくとも、その重要性が脅かされているのは間違いない。
一口にコンテナと言っても、さまざまなコンテナ管理ツールがある。本稿では「Docker」以外のコンテナ管理ツールについて取り上げる。
コンテナイメージのレジストリとして「Docker Hub」を使っている開発者は少なくないが、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft、Googleが提供するサービスを利用するという選択肢もある。これらの特徴を比較してみよう。
コンテナを動的に立ち上げてマイクロサービスとして機能させるには、各コンポーネントが相互にリンクしていなければならない。そのために必要なものとは?
コンテナは、アプリケーションの各機能を実行するために必要な構成要素を格納している。この構成要素には、ファイルや環境変数(OS内でデータを共有するための変数)、ライブラリ(プログラム部品群)などが含まれる。コンテナ管理ツールは、CPUやメモリ、ストレージといったサーバの物理リソースに対する、各コンテナからのアクセスを制限する。そのため1つのコンテナが、そのコンテナが稼働するサーバの物理リソースを全て消費してしまうことはない。
「コンテナイメージ」は、コンテナの実行に必要なファイル一式を指す。コンテナ管理ツールの種類ごとに、コンテナイメージの構成要素は異なる。Dockerのコンテナイメージの場合は、複数のレイヤー(層)で構成されている。レイヤーは「イメージレイヤー」と「コンテナレイヤー」の大きく2つに分けられる。
イメージレイヤーは、Dockerコンテナを実行するために必要な、全ての構成要素を含む、編集できない読み取り専用のレイヤーだ。各Dockerコンテナには、そのDockerコンテナの設計を変更するためのコンテナレイヤーがある。コンテナレイヤーは、複数のDockerコンテナで再利用できる。
コンテナは移植性に優れている。同じコンテナ管理ツールが稼働するインフラ同士であれば、インフラごとにアプリケーションのソースコードを変更せずに、同じコンテナイメージを実行できるからだ。例えばテスト時にはインフラとしてAmazon Web Services(AWS)の同名クラウドサービス群のVMを利用して、本番時にはオンプレミスのDell製サーバを利用するといった使い方ができる。