Vistaを試すなら仮想マシンで――Virtual PCとVMwareでのインストールの注意点を紹介しよう。
Windows Vistaが世界中のデスクトップに徐々に登場してきている中、人々はこのOSに実際に触れて体験したいと考えている。そして多くの人は、できれば高度に管理された環境で、つまり、仮想マシン(VM)上でVistaを動かしたいと考えている。
どのOSについても言えることだが、VM上でVistaを動作させるに当たっては、一連の落とし穴や、特別なコツを頭に入れておく必要がある。本稿では、その中でも最も重要なものを幾つか紹介しよう。
VistaをVM上で動かす理由はたくさんある。例えば、利用できる限られたテストマシンすべてで既にWindowsが動作していて、デュアルブートは使用していない場合、Windows XPが動いているマシンにVistaをインストールすると、問題が生じる。XPのブートローダがVistaのブートローダに置き換わってしまい、簡単には元に戻せなくなるという問題だ。具体的には、XPのブートローダであるNTLDRの実行ファイルが、VistaのブートローダであるWindows Boot Manager(BOOTMGR.EXE)に置き換わる。後者は、新しいEFI(拡張ファームウェアインタフェース)ベースのコンピュータと、従来のBIOSベースのシステムの両方に対応している。まとめると、既存のXPシステムにVistaをインストールすると、デュアルブート構成にした場合も含めて、元に戻すのは困難だ。元に戻すには、サードパーティーツールを使うか、回復コンソールを実行して修復するか、システム全体のバックアップから復元する必要がある。Vistaの仮想インスタンスを使用すれば、この問題は完全に回避できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。