マイクロソフトとSAPジャパンが共同開発したSOAベースの連携ソリューションNEWS

デスクトップアプリケーションとエンタープライズアプリケーションの統合を実現

2007年07月12日 20時16分 公開
[TechTarget]

 マイクロソフトとSAPジャパンは7月12日、共同で開発を行った初のソフトウェア製品「Duet for Microsoft Office and SAP(以下、Duet)」の販売を同日より開始したと発表した。本製品は、Microsoft Officeを使用してSAPアプリケーションへのアクセスをより簡単かつ柔軟にするための、企業ユーザー向けフロントエンドソリューション。エンタープライズサービス指向アーキテクチャ(エンタープライズSOA)をベースにしており、必要な情報やプロセスにアクセスしやすい環境を構築できるとしている。例えば、SAPアプリケーションに設定された就業規則と承認プロセスに基づき、Outlookの予定表から休暇申請をしたり、OutlookとExcelを使用してSAPレポートをリクエストし、SAPアプリケーションの情報をタイミングよく参照することが可能になるという。

 本製品の導入により、企業ユーザーは時間とコストの削減、業務プロセスにおけるコンプライアンスの強化、意思決定の強化、冗長性やデータエラーの削減を実現することが可能になるとしている。また、フロントエンドにMicrosoft Office製品を用いることで、ユーザーに特別なトレーニングなしで導入後すぐに利用できることを利点として挙げている。

 今回発表されたDuet 1.0は、全世界で発売後1年のうちに250社、40万ユーザーのライセンス販売を達成。両社は、「the 2007 Microsoft Office system」に対応した「Duet 1.5」のリリースを2007年末に予定しており、今後のロードマップとして次期Office製品に対応する「Duet 3.0」までの、長期にわたる機能強化プランを公表している。

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