両社製品を持ち寄ってDRサイト間のデータコピーをセキュアに行うソリューションを共同開発、販売展開していく。
サン・マイクロシステムズ(以下、サン)とシスコシステムズ(以下、シスコ)は5月12日、ディザスタリカバリ(DR、災害復旧)対策ソリューションの分野で協業すると発表した。両社製品を組み合わせ、DR対策時の遠隔地間の伝送データを暗号化する「セキュアDRソリューション」を開発、21日より提供を開始する。
セキュアDRソリューションは、サンのハイエンドストレージ「Sun StorageTek 9990V/9985V」および製品に実装されるレプリケーション(データ複製)ソフト「Universal Replicator」と、シスコのFCIP(Fibre Channel over IP)スイッチ「Cisco MDS 9222i」などで構成。遠隔地にあるプライマリサイトとセカンダリサイト間で、データ復旧用にストレージデータを二重化する際、MDS 9222iのIP-SAN機能を利用してハードウェアによるデータの暗号化(256ビットAES)と圧縮を可能にする。従来のDR対策では、データ伝送路自体のセキュリティが重視されていなかったという。
ソリューションの提供に当たり、両社は日立製作所のシステム検証センター「ハーモニアス・コンピテンス・センタ」を利用してDRの仮想環境を構築、ユーザー環境に合わせて性能やセキュリティのテストを実施する。
サンとシスコは、同ソリューションの販促を共同で進めるほか、データセンタービジネスのインフラ提供も視野に入れて協業を拡大していくとしている。
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