サンとシスコ、セキュアなDRソリューションを共同開発NEWS

両社製品を持ち寄ってDRサイト間のデータコピーをセキュアに行うソリューションを共同開発、販売展開していく。

2008年05月12日 17時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 サン・マイクロシステムズ(以下、サン)とシスコシステムズ(以下、シスコ)は5月12日、ディザスタリカバリ(DR、災害復旧)対策ソリューションの分野で協業すると発表した。両社製品を組み合わせ、DR対策時の遠隔地間の伝送データを暗号化する「セキュアDRソリューション」を開発、21日より提供を開始する。

画像 両社製品によるDRシステム構成

 セキュアDRソリューションは、サンのハイエンドストレージ「Sun StorageTek 9990V/9985V」および製品に実装されるレプリケーション(データ複製)ソフト「Universal Replicator」と、シスコのFCIP(Fibre Channel over IP)スイッチ「Cisco MDS 9222i」などで構成。遠隔地にあるプライマリサイトとセカンダリサイト間で、データ復旧用にストレージデータを二重化する際、MDS 9222iのIP-SAN機能を利用してハードウェアによるデータの暗号化(256ビットAES)と圧縮を可能にする。従来のDR対策では、データ伝送路自体のセキュリティが重視されていなかったという。

 ソリューションの提供に当たり、両社は日立製作所のシステム検証センター「ハーモニアス・コンピテンス・センタ」を利用してDRの仮想環境を構築、ユーザー環境に合わせて性能やセキュリティのテストを実施する。

 サンとシスコは、同ソリューションの販促を共同で進めるほか、データセンタービジネスのインフラ提供も視野に入れて協業を拡大していくとしている。

ITmedia マーケティング新着記事

news056.jpg

2024夏アニメの人気維持率 「負けヒロインが多すぎる!」の特異な動き
ブシロードのグループ会社であるゲームビズは「アニメビジネスインサイト『データで見る2...

news063.jpg

約8割の人が経験する「見づらいホームページ」 最も多い理由は?
NEXERはくまwebと共同で「見づらいホームページ」に関するアンケートを実施した。

news119.jpg

スマホ時間の奪い合い「利用者増えても、利用時間は減少」 唯一の勝者は?
データマーケティング支援のGlossomは、「スマートフォンでのメディアとコマースの利用に...