リスクモンスターが法人向け与信管理ASPシステム「RM2 Navi System」の刷新を図るに当たり、帳票基盤の中核システムとしてウイングアークのSVFを採用。容易なGUI開発とオープンソースシステムとの連携を評価。
ウイングアーク テクノロジーズは9月18日、リスクモンスターが法人向け与信管理支援ASPシステム「RiskMonster RiskManagement Navigation System」(以下、RM2 Navi System)の刷新に当たり、帳票基盤システムとして「Super Visual Formade」(以下、SVF)を採用したことを発表した。
リスクモンスターは2000年12月にRM2 Navi Systemをカットオーバーし、現在約3800の法人会員向けに与信管理支援サービスを提供している。RM2 Navi Systemは、顧客が利用するサービス系システム「会員向けサイト(サービスシステム)」と社内担当者が利用する管理系のシステム「管理ツール」の2つで構成されており、同社開発ソリューション部では、「従業員数や資本金といった企業データの過去履歴を一覧表示する『プレイバックモンスタースプレッドシート』などの信用調書を帳票出力したい」というユーザーの要望に応えるため、この2つのシステムが共有する帳票基盤としてSVFを採用した。採用の大きな決め手として、以下3点を挙げている。
当時リスクモンスターでは、将来性を考慮して与信管理支援サービスをオープンソースベースのシステムに刷新し、2006年5月には会員向けサイト(サービスシステム)をオープンソースベースのシステムに全面リニューアル、次いで管理ツールについても2008年4月にオープンソース化している。
SVFの導入後、これまで紙に印刷して保管していた社内分析用の帳票データをPDFで出力して電子データにすることで、紙資源と保管コストの削減を実現。また帳票出力の時間短縮、利用者からのフィードバックに柔軟・迅速に対応できる点、複雑なリポートも短期間で開発できる点など、操作性と導入効果の高さを評価している。今後はRM2 Navi Systemの管理ツールを中核に、グループ会社全体の帳票基盤としてSVFを採用し、システム全体の標準化を進めていく。
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