MIJSとNTT Com、SaaS型ビジネスの国内推進目指し技術検証を開始NEWS

SaaS型アプリケーションサービス提供に向けて、2009年1月より共同技術検証を実施する。

2008年12月10日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 国産ソフトウェアベンダー27社からなるメイド・イン・ジャパン・ソフトウェア・コンソーシアム(以下、MIJS)とNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は12月9日、SaaS(Software as a Service)型アプリケーションの提供に向けて共同で技術検証を実施すると発表した。NTT ComのSaaS事業者向けの基盤サービス「BizCITY for SaaS Provider」上で、MIJS参加企業のアプリケーションの動作検証を行う。2009年1月から同年6月までの期間を予定している。

 具体的な検証内容は、以下の通り。

  • アプリケーションごとの最適なサーバ環境の検証(専用サーバ、仮想化サーバなど)
  • VPNと接続するネットワークゲートウェイ経由でのアプリケーションの動作検証
  • 複数アプリケーションのシングルサインオン機能での動作検証

 検証には、NTT Comのホスティングサービスである「AGILITホスティング」(専用サーバ)、「グリーンホスティング」(仮想化サーバ)などのサーバ環境を利用する。

 MIJSとNTT Comでは今回の技術検証の結果を踏まえ、本番サービスの提供に向けた検討を進める。また、モニター企業による販売トライアルも予定しているという。

 MIJSは、ソフトウェア製品の相互連携や海外展開、国内ビジネス基盤の強化を目的とした、主に中堅・中小企業向けソフトウェアを販売する国産ベンダーのコンソーシアム。今回の検証には13社が参加表明をしているが、順次参加企業を追加する予定。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news093.jpg

TikTokのトレンドに変化 なぜ「1分超え」動画が見られている?
Bufferのデータによると、TikTokでは最近、長めの動画が人気を集めている。

news136.png

アドビが「10種類のAIエージェント」を発表 顧客体験はどう変わる?
アドビの年次イベント「Adobe Summit 2025」が開催された。初日の基調講演では、アドビの...

news064.jpg

「ブランドは叩かれて強くなる」 ジャガーのCMOが語った炎上の乗り越え方
SXSWで開催された「Female Quotient」のイベントにおいて、Jaguar Land Roverの米国CMOは...