富士通は中堅企業向け製品の拡充を図る計画を発表した。4月1日より富士通ビジネスシステムに中堅市場向け商品の企画・開発機能を順次集約し、10月1日に新会社を立ち上げる。
富士通グループは、新会社を10月1日に立ち上げ、中堅企業向け製品・サービスの拡充を図る計画を発表した。その先駆けとして、新会社の母体となる富士通ビジネスシステム(FJB)に中堅民需市場向け商品・サービスの企画開発機能を4月1日より順次集約する。今後は、中堅企業向け業種・業務パッケージやICTシステムの運用をサポートする各種サービス、クラウドサービスの強化を随時進めていく。
具体的には、富士通グループが提供する中堅企業向けERP「GLOVIA smart」の開発部隊と、FJBのシステム導入・サポート実績ノウハウをFJBに統合することで、GLOVIA smartの販売体制を強化。システム導入に必要なサービスについては、自社製品だけでなく、他社製品も組み合わせたサーバ、ストレージ、ミドルウェア、アプリケーション、ネットワーク機器のインフラ構成から、システム構築・テスト・運用までのサービスをセットとして順次提供する。
クラウドサービスについては、GLOVIA smartをはじめとしたSaaS(Software as a Service)アプリケーションを拡充。既存アプリケーションのSaaS化および再販を検討する企業に対して、各種支援メニューを備えた「SaaSパートナープログラム」をパートナー企業とともに引き続き提供していく。
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