富士通が中堅企業向け商品・サービスを強化、10月に新会社立ち上げへNEWS

富士通は中堅企業向け製品の拡充を図る計画を発表した。4月1日より富士通ビジネスシステムに中堅市場向け商品の企画・開発機能を順次集約し、10月1日に新会社を立ち上げる。

2010年03月19日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 富士通グループは、新会社を10月1日に立ち上げ、中堅企業向け製品・サービスの拡充を図る計画を発表した。その先駆けとして、新会社の母体となる富士通ビジネスシステム(FJB)に中堅民需市場向け商品・サービスの企画開発機能を4月1日より順次集約する。今後は、中堅企業向け業種・業務パッケージやICTシステムの運用をサポートする各種サービス、クラウドサービスの強化を随時進めていく。

 具体的には、富士通グループが提供する中堅企業向けERP「GLOVIA smart」の開発部隊と、FJBのシステム導入・サポート実績ノウハウをFJBに統合することで、GLOVIA smartの販売体制を強化。システム導入に必要なサービスについては、自社製品だけでなく、他社製品も組み合わせたサーバストレージミドルウェア、アプリケーション、ネットワーク機器のインフラ構成から、システム構築・テスト・運用までのサービスをセットとして順次提供する。

 クラウドサービスについては、GLOVIA smartをはじめとしたSaaS(Software as a Service)アプリケーションを拡充。既存アプリケーションのSaaS化および再販を検討する企業に対して、各種支援メニューを備えた「SaaSパートナープログラム」をパートナー企業とともに引き続き提供していく。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news079.jpg

CMOが生き残るための鍵は「生産性」――2025年のマーケティング予測10選【中編】
不確実性が高まる中でもマーケターは生産性を高め、成果を出す必要がある。「Marketing D...

news023.jpg

世界のモバイルアプリ市場はこう変わる 2025年における5つの予測
生成AIをはじめとする技術革新やプライバシー保護の潮流はモバイルアプリ市場に大きな変...

news078.png

営業との連携、マーケティング職の64.6%が「課題あり」と回答 何が不満なのか?
ワンマーケティングがB2B企業の営業およびマーケティング職のビジネスパーソン500人を対...