ITIL v3で定義されているITサービス管理機能を、セールスフォースのクラウド基盤上で利用するサービス「LMIS on cloud」を提供する。
ビーエスピー(以下、BSP)は4月18日、ITサービス管理サービス「LMIS on cloud」を販売開始した。LMIS on cloudは、BSPのITサービス管理ソフトウェア「LMIS」をベースにしたSaaS(Software as a Service)。LMISは、ITIL(Information Technology Infrastructure Library)プロセスに基づき、ITサービスの関連情報を構成管理システム(CMS)で一元管理するソフトウェアだ。システム開発からテスト、本番環境の切り替えまでの各フェーズの情報を有効活用し、ITシステムの全体最適と高品質なITサービスの実現を支援する。
LMIS on cloudは、セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)が提供するクラウド型のビジネスアプリケーションプラットフォーム「Force.com」上で、サービスデスク機能を中心としたITサービスの管理機能を提供する。ITIL v3で定義されている「イベント管理」「インシデント管理」「問題管理」「変更管理」「リリース管理」「構成管理」などの機能を利用できる。また、電子メールや他の運用ツールとの連携、セールスフォースが提供するコミュニケーションツール「Salesforce Chatter」を活用した情報共有なども可能。
LMIS on cloudの提供価格は、初期登録費用が30万円、月額利用金額が10万円から(サポート費用を含んだ上限25ライセンスまでの場合、いずれも税別)。BSPでは、サービス管理として十分な機能と柔軟性、堅牢性を備え、サーバ構築やサイジングなども不要、迅速に導入できるとしている。また、月額料金制 にすることで初期費用や運用コストを抑えられ、中堅・中小規模の企業の新規導入などにも適しているという。
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