興和工業所が山東工場でクラウド生産管理システムを導入NEWS

興和工業所の中国・山東工場「興和(山東)機械有限公司」がクラウド型生産管理システムの稼働を開始した。

2011年06月17日 13時30分 公開
[原田美穂,TechTargetジャパン]

 メッキ加工などを主力事業とする興和工業所の中国・山東工場「興和(山東)機械有限公司」は、クオリカが提供するクラウド型生産管理システム「AToMsQube(アトムズキューブ)」を採用、稼働を開始した。2011年6月17日にクオリカが発表した。

 中国国内での建機需要は依然高く、興和工業所では主にコマツ向けの建機部品の製造拠点として山東工場を設立した。この新工場でクラウド型生産管理システムを導入した。

 今回サービスを提供しているクオリカはコマツの情報システム部門を前身とする。興和工業所によると、建機向けの機能が充実していること、短期立ち上げが可能なこと、多言語に対応するため、現地スタッフへの展開・教育が容易であることが選定の理由だという。

 AToMsQubeはクオリカが提供する生産管理システムで、クラウド型のほか、オンプレミス型のシステム提供も行っている。上述の多言語対応のほか、マルチサイトに対応しているため、工場規模拡大や工場間連携などの拡張が行いやすい。中国国内で一般的な会計システムである「用友」との連携機能も持っている。

 クオリカでは、2011年6月にはサプライヤ向けのWeb EDI機能を、8月には原価管理機能を追加する予定。このほか、2011年夏ごろをめどに鋳造業向けの「鋳造オプション」も追加するとしている。

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