GoogleのChromebookにセキュリティ脆弱性が発覚か米研究者がGoogle Chromeの拡張機能に弱点を発見

Google Chromeの1つの拡張機能の問題を突いて、別の拡張機能への攻撃が可能になることをセキュリティ研究者が実証した。

2011年08月26日 18時30分 公開
[Robert Westervelt,TechTarget]

 米WhiteHat Securityの研究者によると、Google Chromeの拡張機能に弱点が存在し、アカウント情報を盗まれたり、ブラウザセッションを乗っ取られたり、被害者本人も気付かないうちにコンピュータを実質的に制御されたりする恐れがあるという。これは「Chromebook」のセキュリティを脅かす問題だと研究者は指摘する。ChromebookはGoogleのChrome OSを搭載した新しいWebベースのノートPCプラットフォームで、拡張によって各種の機能を実現している。

Chromebookの脆弱性を実証

 WhiteHat Securityのマット・ヨハンセン、カイル・オズボーンの両氏はBlack Hat 2011のプレゼンテーションで、サイバー犯罪者がクロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性を突くことにより、拡張機能を利用できる方法があることを実証した。XSSはWebアプリケーションにありがちなコーディングエラーで、頻繁に攻撃の標的にされている。ChromebookではユーザーがChromeの拡張機能を使って文書などの情報にアクセスしなければならず、この問題の影響は広範に及ぶ可能性もある。

ITmedia マーケティング新着記事

news024.png

「ECプラットフォーム」 売れ筋TOP10(2024年3月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news090.jpg

GoogleがZ世代のローカル検索でInstagramやTikTokに敗北 なぜこうなった? これからどうなる?
Googleは依然として人気の検索サイトだが、ことZ世代のローカル検索に関しては、Instagra...

news056.png

DE&Iに関する実態調査 「公平」と「平等」の違いについて認知度は2割未満
NTTデータ経営研究所がNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションと共同で実施...