日立ソリューションズが産業医の管理業務を支援する機能をSaaSで提供。人事情報と健康診断情報を分離して管理することで情報漏えいリスクを軽減する仕組みを採用している。
日立ソリューションズは10月24日、産業医や保健師の業務を効率化する「従業員健康管理クラウドサービス」を発表した。11月1日に販売を開始し、サービスの開始は2012年4月を予定している。各企業の業務内容に合わせてシステムのカスタマイズを実施する。
従業員健康管理クラウドサービスは、各種データベースや帳票情報を一元化することで、対象者の抽出から面談スケジュール設定・通知、帳票出力など、産業医が必要とする管理業務の負担を軽減する。自社のクラウドサービス「SecureOnline」に構築して提供する。
また、健康管理情報はクラウドサービス「匿名バンク」を利用。匿名バンクは、血圧や体重など個人の機微情報と、氏名や住所などの個人情報を分離して管理する。
同社によると、人事情報を自社内で保有し、健康診断結果などの情報をクラウド上で管理することで個人情報漏えいのリスクを低減できるという。従業員健康管理クラウドサービスの月額利用料は10万5000円からで、初期導入時のカスタマイズに関しては個別見積もりとなる。
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