日立ソリューションズが産業医の管理業務を支援する機能をSaaSで提供。人事情報と健康診断情報を分離して管理することで情報漏えいリスクを軽減する仕組みを採用している。
日立ソリューションズは10月24日、産業医や保健師の業務を効率化する「従業員健康管理クラウドサービス」を発表した。11月1日に販売を開始し、サービスの開始は2012年4月を予定している。各企業の業務内容に合わせてシステムのカスタマイズを実施する。
従業員健康管理クラウドサービスは、各種データベースや帳票情報を一元化することで、対象者の抽出から面談スケジュール設定・通知、帳票出力など、産業医が必要とする管理業務の負担を軽減する。自社のクラウドサービス「SecureOnline」に構築して提供する。
また、健康管理情報はクラウドサービス「匿名バンク」を利用。匿名バンクは、血圧や体重など個人の機微情報と、氏名や住所などの個人情報を分離して管理する。
同社によると、人事情報を自社内で保有し、健康診断結果などの情報をクラウド上で管理することで個人情報漏えいのリスクを低減できるという。従業員健康管理クラウドサービスの月額利用料は10万5000円からで、初期導入時のカスタマイズに関しては個別見積もりとなる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
遠隔医療体制を構築する際は、患者や通常業務への影響を押さえながら進める必要がある。パンデミック下で一斉に遠隔医療体制を構築した2つの医療機関の例を紹介する。
オーストラリアでは処方箋の完全電子化が一般化しているが、制度確立までの道のりは平たんではなかった。完全電子化を阻んだ課題とその解決策とは。
コロナ禍を契機に、湾岸諸国では「デジタルヘルスケア」への移行が加速している。湾岸諸国におけるデジタルヘルスケア産業の重点投資分野とは。デジタルヘルスケア推進の”壁”とその対処法についても紹介する。
医療機関は膨大なデータを扱い、そのデータに基づいて重要な決定を下す場合がある。一方、データの質は低くなりがちだ。それはなぜか。データの品質を改善させるために必要な方策と併せて紹介する。
英国の国民保健サービスでイングランド地域を管轄するNHS Englandが、医療サービス向けの新データ基盤を構築している。この計画に英国市民団体が“待った”をかけたという。なぜなのか。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。