Androidの不正アプリは「Bouncer」で撲滅できるか不正アプリのダウンロードを40%減少させる効果も

GoogleはAndroidアプリのセキュリティ対策として自動スキャン機能「Bouncer」を導入した。野放し同然だったマーケットの安全性を高めることができるのだろうか?

2012年03月08日 09時00分 公開
[James Furbush,TechTarget]

 私物端末の業務利用(BYOD)制度を管理しているIT担当者にとって、Androidアプリのセキュリティが必ずしも完全でないことは周知の事実だ。米Googleは最近、Google Play(旧Androidマーケット)をスキャンしてマルウェアを見つけ出すプログラム「Bouncer」を導入した。だがアプリにまつわるセキュリティ不安は依然として残る。

 GoogleのBouncer発表は、これまでマーケットのアプリを野放しにする姿勢で悪名高かった同社としては、大きな変化だった。Googleの何でもありのマーケットは、「オープンな」モバイルOSを持つことの重大なデメリットとなり、マルウェアやスパイウェアが正規のアプリを装うことも可能にしていた。

悪質なコードや動作を検出する「Bouncer」

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news067.jpg

「単なるスポーツ広告ではない」 Nikeの27年ぶりスーパーボウルCMは何がすごかった?
Nikeが27年ぶりにスーパーボウルCMに復帰し、注目を集めた。

news082.png

Z世代と上の世代で利用率の差が大きいSNSトップ3 1位「TikTok」、2位「Instagram」、3位は?
サイバーエージェント次世代生活研究所が実施した「2024年Z世代SNS利用率調査」の結果が...

news187.jpg

主戦場は「テレビ画面」へ YouTube20周年でCEOが公開書簡
20周年を迎えるYouTubeが、クリエイターとユーザーの双方にとってより魅力的で革新的なプ...