Appleの企業向けサポートに不満を募らせるIT担当者Appleとうまく付き合う方法

「仮にiPadを1万5000台購入しても、総出荷台数と比べれば取るに足りない」。コンシューマー指向が強いAppleの企業サポートには課題が多い。Apple製品を無視できなくなったIT担当者が取るべき方法は?

2012年03月23日 09時00分 公開
[Colin Steele,TechTarget]

 米Appleによる企業向けサポートには不十分な点が多い。だがIT担当者の懸念についてAppleに耳を傾けてもらう方法がないわけではない。

 これまで、企業のIT部門との連携はAppleが強みとするところではなかった。だが、同社のiOS搭載端末の人気がコンシューマーの間でここまで高まっているからには、もはやこれは看過できない問題だ──。先ごろサンフランシスコで開催された「Macworld | iWorld」カンファレンスでは、パネリストや参加者が口をそろえてそう指摘した。

 「Appleの製品は本質的にパーソナルな端末だ」とMac管理者兼コンサルタントのジム・リスピン氏は語っている。

 また米広告会社The Zimmerman AgencyのITディレクター、ジョン・ウェルチ氏は次のように指摘している。「いくら大規模なIT部門であっても、Appleの企業サポートチームに目を留めてもらうのには苦労するだろう。何しろ、仮にiPadを1万5000台購入したとしても、iPadの総出荷台数と比べれば取るに足りない量だからだ」

 Appleは2011年第4四半期にはiPhoneを3700万台、iPadを1500万台販売して、販売台数記録を更新。売上高を463億ドルに伸ばしている。

Appleの企業向けサポートの問題点

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...