2011年11月11日 18時30分 公開
特集/連載

トラブル続きのAppleクラウド「MobileMe」「iCloud」はなぜ信頼される?iCloudとSiriの障害で浮かび上がる問題

Appleのクラウドサービスはトラブル続きだ。あるコンサルとは、「ユーザーは、Appleのクラウドに何を置くかについて、知的な判断ができない」と語る。同社クラウドの問題点とは?

[Jo Maitland,TechTarget]

 クラウドサービスでトラブルに見舞われるベンダーは数多い。しかし先ごろ米Appleが直面した問題は、クラウドコンピューティングの導入を検討中のIT部門をためらわせるものだった。

 Appleの「iCloud」は、ユーザーがiPhoneiPad、iPod touchおよびMacの各製品に保存したデータを同期しておけるサービスだ。2000万人あまりのエンドユーザーがこのサービスの利用を開始したが、期待通りにはいかず、その反動は相当なものだった。

 Appleのサポート掲示板によれば、iPhone 4Sとともに発表されたクラウドベースの音声アクティベーションサービス「Siri」もトラブルに見舞われた。Siriではユーザーが地図を操作したり、レシピを呼び出したり、会議の予定を調整したり、メッセージを送信したりする操作が全て音声で行えるはずだった。人工知能(AI)は研究者が何十年もかけて取り組んできた技術だ。これを初めて手掛けたAppleがうまくやれなかったとしても、驚きはない。

 しかし米Red Hatのクラウドストラテジスト、ゴードン・ハフ氏によると、AppleがSiriに関して現在抱えている問題により、リアルタイムのクラウドアプリケーション利用全般に関する重要な問題が浮かび上がった。「これはユーザーが常に良好な状態でインターネットに接続していることが前提となる。その前提が良くない」と同氏は言う。

関連ホワイトペーパー

Apple | クラウドコンピューティング | iPhone | iPad


ITmedia マーケティング新着記事

Yahoo!広告がLINE広告と連携 「LINE NEWS」面への配信を開始
ヤフーとLINENが広告事業で初めての連携。

news019.jpg

人はなぜFacebookを離脱したくなるのか? プライバシー懸念を上回る理由
さまざまな懸念もよそに拡大する巨大SNS。一方でそこからログアウトする人々は何を思うの...

news117.jpg

化粧品の二次流通市場規模は推計1555億円――メルカリとアイスタイル調査
二次流通市場購入者の40.1%が、使ったことがない化粧品を試すための“トライアル消費”...