コーポ―レートガバナンスの強化は容易ではない。企業ごとにさまざまな要因があり、それに伴って対策も変わる。本稿ではこれまでの連載を参照しながら企業の統制力を強化するために考えるべき具体的な方策を紹介する。
これまでの2回の記事「調査報告書で読み解くオリンパス失敗の本質」「大王製紙で考える『創業家』とガバナンス体制」を通して、自社におけるコーポレートガバナンスを有効に機能させるための障害が多くの局面で見ることができることがご理解いただけたと思う。特に、自社でもガバナンスの体制を構築しているにもかかわらず、その運用が形式的であるか否かと問われれば、頭を抱えてしまう場合も多いのではないか。
実際にコーポレートガバナンスの有効性を高めるための方策をどのように考えるべきなのか、もう一歩踏み込んだ議論をしてみよう。
組織の枠組みを考えた際に、経営者をどのようにモニタリングするのかは非常に難しい課題である。特に内部統制として経営者に対するモニタリングの議論があるが、内部統制は経営者が構築するものであることを鑑みても、経営者に対する牽制機能やモニタリングを有効に機能させるのは、大変難しい問題であることが分かる。
離職も視野に! 目標未達成のインサイドセールス担当者の悩みとは?
IDEATECHは、B2B企業のインサイドセールス部門で上半期に設定された目標を達成できなかっ...
「消されるためにあるマッチングアプリ」が純愛小説を出版 どういう戦略?
真剣なパートナー探しを支援するマッチングアプリが、従来の路線を変更し、新たなマーケ...
暑すぎる! 2023年の世界の年間平均気温「何度上昇したか」知っている人はどのくらい?――電通調査
電通は、日本におけるカーボンニュートラルに関する認知や関心の実情を把握し、浸透策を...