ビッグデータをキーワードにDWHやBIに注目が集まっているが、肝心の「データ」を企業はどのように管理すればいいのか。協和発酵キリンが実践し、累計28億円のコスト削減を実現したMDM手法を紹介する。
「30年データ管理をやってきて、データ管理に必須なのはツールではないと言い切れる。大切なのはマインドだ。きちっと管理していこうというマインドがなければ、どのようなツールを入れても駄目だ」
そう語るのはキリンビジネスシステム 経営企画部の中山嘉之氏だ。中山氏は情報システム部長を務めていた協和発酵キリン在職時代のマスターデータ管理(MDM)に関する取り組みを、「データウェアハウス&CRM EXPO」の特別講演で紹介した。本稿ではその内容をリポートする。
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